〖過去編〗両親 ページ10
1年目12月中旬
母「早くヴァイオリンの練習しなさい！！課題なんてやらなくて良いのよっ」
父「母さんと夜まで外出てるから。これ、夕飯な。絶対にレンジは使うなよ、電気代たけぇんだからよ。」
そう言ってスーパー40%offの惣菜を投げつけてくる。
父も母も私のヴァイオリンにしか目がなかった。
物心つく前から一緒に居たヴァイオリン。
小さい頃から鬼の様に怖い先生をつけられ、息をするように弾き数え切れない程の賞を取ってきた。
小学校中学年になると自分で作曲した曲を売る様になり、コンクールの自由曲で披露する様になると次第に評価されていった。
私のヴァイオリンが何故安物なのだ聞かれると父が
「この子の姉が病弱で新しい物を買ってあげる事ができない」
と言うと私を気に入った富裕層の1人が何千万下手したら億行くのではとするものを未来への寄付という形でくれた。
本当は姉に治療費なんて出してないくせに。
お金しか興味のない両親が昔から大嫌いだった。もちろん、そんな両親から逃げられない私にも。
それでも、ヴァイオリンは好きだったから辞められなかった。
それに…えーじくんや、私を応援してくれる人がいると思ったら少しは前向きになれた。
次の公演、5歳の時にコンクールで優勝した所だったなぁ。また前みたいにえーじくん見に来てくれないかな、、なんて。10年も前の事覚えてるの変だよね…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 29人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凰(プロフ) - 夢主の髪色がピンクだと絶望的に寒色の服が似合わないので容姿設定に変えます。すみません。 (2022年11月25日 20時) (
レス) id: 828d36f541 (このIDを非表示/違反報告)
凰(プロフ) - 全肯定早とちりなリーダーは推せますね（真顔） (2022年3月27日 18時) (レス) @page19 id: 828d36f541 (このIDを非表示/違反報告)
凰(プロフ) - 過去編で終わりそうだったから大幅に減らしちゃったな…。各キャラとの馴れ合いはまた今度にします…。オリキャラ早く出したかった…無念。 (2022年3月25日 17時) (レス) id: 828d36f541 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：凰 | 作成日時：2022年3月10日 20時
