会いたい ページ9
高杉side
先生が死んでから二年
そして
「ねぇ、お兄さんわっちと遊びましょ?」
Aが姿を消してから二年
俺は吉原に来ていた
晋「…失せろ」
そう言いながら軽く睨むだけで女は怯え逃げていく
普段なら断らない誘い
勿論、今日だってそのために来たようなもの
なのに
(今日はやけにアイツの事を思い出す)
それは
俺が最も愛した女で
俺が守る事が出来なかった女
(お前は、今、どこに居る?)
A
あの夜、俺が安々と眠らなければ
近づく気配に気づいていれば
守る事が出来たはずなのに
今はもう生きているかすらもわからない
晋「…クソが」
先生が死んでから二年
俺は沢山の女を抱いて来たけれど
俺の欲しい物は
俺の心を満たすものは
手に入ることなんて無かった
『晋助さん!!』
二年前までは
Aのその声とその笑顔だけで
俺の心は満たされていたと言うのに
(……会いてェ)
そんな事を思いながらぼんやりと吉原の街を歩く
その時だった
「お兄さん、今日、初めて接客する絶世の美人が居るんだが…一発どうだい?」
ニヤニヤと笑いながら俺に話しかけてきた一人の男
晋「…あァ」
「!毎度あり!」
俺は
Aの事を忘れる為その誘いを受けた
それが、
.
.
.
.
.
晋「……っ、A…?」
「しんすけ、さん…っ」
Aの事をもっと忘れられなくなるなんて知らずに
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凛 - とても良かったです!ゆっくりでもいいので更新待ってます! (2022年12月11日 9時) (レス) @page28 id: 0db889cc25 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 泣けました 更新\(*⌒0⌒)♪ (2016年3月26日 2時) (レス) id: aa16a996d2 (このIDを非表示/違反報告)
パロム - こんにちは!一気読みしました!もう、私はこの小説の虜ですよw更新を待ってま〜す(^^)でも、無理はしないように(^ー゜) (2016年2月8日 2時) (レス) id: 6ded97b986 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - 初めまして!先日から読ませていただいておりました。続きを楽しみに待ってます!更新頑張ってください!! (2016年1月6日 21時) (レス) id: d971010723 (このIDを非表示/違反報告)
アルビノ(プロフ) - 更新頑張ってください! (2015年12月14日 0時) (レス) id: 2dbae0e4b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優騎 | 作成日時:2015年4月22日 22時