手を出したら ページ28
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蔵「さあ、どうでしょうね」
薄く、キミの悪い笑みを浮かべるその男は
その台詞と共に手を挙げた
「…チッ…」
それを合図に出てきたのは数十人の男共
蔵「まぁ…厄介者は今、消しておくのが得策だと思いませんか」
"殺りなさい"
蔵場がそう言った瞬間、一斉に襲い掛かってくる男共
(…本当に、馬鹿馬鹿しい)
"お前等の父親がお前等家族を売ったんだよ"
あの時も
蔵「ご心配なく、ミツバも用が済み次第、貴方の元へ逝くことになりますから」
今も
"お前は自慢の娘だ"
"私ね、結婚することになったの"
結局愛なんて
_____________どこにもありゃしないんじゃないか
.
私が握る相手から奪い取った刀には
地面に広がる無数の男共を斬った証拠に
沢山の血で真っ赤に染められていた
「ぐっ…」
「なんなんだ、この女…っ!!」
「目が紅く光ってやがる…バケモノめっ…!」
何度も何度も言われたその
最早聞き飽きたと言っても過言ではない
蔵「まさか、ここまでの実力とは…」
返り討ちにされると思っていなかったらしい蔵馬はわかりやすく動揺している
そんなそいつの首筋に私は血に染まった刀を寄せ、突きつけた
「…ミツバさんに怪我一つでも負わせてみろよ」
蔵「……?」
「そんときは…テメェの命はないと思え」
その時の私の眼は
まるで刀についた血が反射したかの様に
真っ赤に染まっていたと言う
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凛 - とても良かったです!ゆっくりでもいいので更新待ってます! (2022年12月11日 9時) (レス) @page28 id: 0db889cc25 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 泣けました 更新\(*⌒0⌒)♪ (2016年3月26日 2時) (レス) id: aa16a996d2 (このIDを非表示/違反報告)
パロム - こんにちは!一気読みしました!もう、私はこの小説の虜ですよw更新を待ってま〜す(^^)でも、無理はしないように(^ー゜) (2016年2月8日 2時) (レス) id: 6ded97b986 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - 初めまして!先日から読ませていただいておりました。続きを楽しみに待ってます!更新頑張ってください!! (2016年1月6日 21時) (レス) id: d971010723 (このIDを非表示/違反報告)
アルビノ(プロフ) - 更新頑張ってください! (2015年12月14日 0時) (レス) id: 2dbae0e4b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優騎 | 作成日時:2015年4月22日 22時