遊亭 ページ33
高杉side
それはある日の夜
坂「今宵は宴じゃ!!遊亭に行くぞ!!」
と、突然提案しだした坂本に
「遠慮しときます」
ズバッ、そんな効果音がつきそうなくらい即答するA
坂「なんでぜよ!?」
「誰があんな女と戯れる酒クセェとこに行くか」
…Aが珍しくイライラしている
というかキャラ崩壊してる
そりゃそうだAは女だし
…確か酒が大嫌いだった筈だ
坂「じゃあ、Aは置いていくぜよ!!おまんらは行くじゃろ?」
高「行かねェよ、大体、置いていくってなんだ…こいつになんかあったら困るだろうが」
坂「心配しなくてもAは強いぜよ!!」
んなもん、わかってらァ
確かにこいつに刀を持たせたら勝てる奴なんていねェよ
…だが…刀を置いたらこいつはか弱い女だ
俺達が宿をやすやすと開けて
その隙に男共に襲われなんてしたら
…考えただけでもぞっとする
「…勝手に遊亭でも何でも行ってください…私は一人でも大丈夫なので…たまには男だけで息抜きもいいんじゃないですか?」
と、Aは俺の方を向きながら言った
そこで俺は悟る…これはこいつなりの気遣いだと
自分は女だから
俺達の邪魔をしている
…そう思っているのだと
高「…いや、俺は残る」
銀「俺も残」
高「折角Aが行けって行ってんださっさと行きゃァ良いんだよ」
銀「わーたよ!!ゼッテェAに手ェだすんじゃねーぞ!!」
そう怒りながら銀時達は
俺とAを残し出て行った
「……良かったんですか?」
高「……あァ」
「……ありがとうございます」
高「…別に俺ァ礼を言われる様な事はしてねぇよ、ただテメェに何かあったら後味わりィだけだ」
「…そうですか…それでもありがとうございます」
そう言ったAの笑顔は
月明かりに照らされ
とても美しいもので
思わず俺は息を呑んでしまう
「…おやすみなさい」
高「…あァ」
隣で寝息をたてるA
その顔はとても可愛らしいもので
(…ンな顔…反則だっつうの)
俺は今にも壊れそうな理性と戦いながら眠りについた
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優騎(プロフ) - まろいさん» そんな!!神作だなんて勿体なすぎるお言葉です…!!ありがとうございます!! (2015年4月2日 22時) (レス) id: 631798e180 (このIDを非表示/違反報告)
まろい - 何ですかこの神作は!!((((1〜3で、5回くらい泣きました。はい、泣きました←イッキ読みしました…!!最高に面白いですし、土方さんイケメンですし、銀さん乙女ですし、沖田くん熱いです((更新頑張って下さい!応援してます!!((ヒジカタサンカッコイー (2015年4月2日 0時) (レス) id: 24a2bebdcf (このIDを非表示/違反報告)
優騎(プロフ) - なんなさん» 有難うございます!!もったいないお言葉です…!!更新頑張ります!! (2015年3月28日 23時) (レス) id: 631798e180 (このIDを非表示/違反報告)
なんな - 超面白いです!この小説大好きなんです♪更新楽しみに待ってます! (2015年3月28日 15時) (レス) id: a76acd2a98 (このIDを非表示/違反報告)
優騎(プロフ) - 彗.さん» 有難うぐへへへへふ (2015年3月21日 14時) (レス) id: 631798e180 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優騎 | 作成日時:2015年3月7日 22時