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松陽先生 ページ31

貴女side




____その日は唐突に訪れた




松「銀時、A、今日は少し出掛けてもらえないでしょうか」




…先生の様子がおかしい





銀「なんでそんないきなり?」



松「…取り敢えず塾から出てくれませんか」



銀「…!?」






それは子供の私でもすぐ感じることが出来た




だけど





「…わかりました」




いつもと違う松陽先生の雰囲気に勝てるはずもなく



銀「A!?」


「…行きましょう銀さん」




そう、私は銀さんの手を取り歩き出した





後ろで先生が





松「…ごめんね、A、銀時…」





そんなことを呟いているとも知らずに







それから暫く歩いたけれど




「……」

銀「……」





____やっぱり嫌な予感しかしない





私と銀さんは顔を見合わせ




「…銀さん」


銀「……あぁ、」




「 「 戻ろう 」 」




私達は歩いた道を猛スピードで戻る






本当は信じたくもない嫌な胸騒ぎだけが


私達の体を動かした







そしてその予感は無情にもあたってしまう





銀「なん…だよ、これ…」



そこは寺子屋だったはずのそこは




「……赤い」




当たり一面火の海


そして、何人かの男に拘束されている松陽先生の姿




銀「先生!!…ぐっ、!」



松陽先生を追いかけようとした銀さんが男たちに取り押さえられる







そんな時



松「銀時、A」



_____松陽先生が口を開いた



松「後のことは頼みましたよ、なァに心配はないよ」



「…!?」



松「私はきっとすぐにみんなの元へ戻りますからだから…それまで」



今まで前を向いていた先生が私達の方に少し振り向く



松「仲間を、皆を護ってあげてくださいね」




「…っ、せんせ」



松「約束…ですよ」


「「せんせぇぇええええ!!!!」」



私達の抵抗も敵わず



先生は連れて行かれてしまった






銀「…っ?!A?!」



拘束から開放された銀さんが私の異変に気づく



「…ッハ、はぁ、ぅ…」



体の震えが止まらなくなる




家が真っ赤に燃えていて



もし、母上様が松陽先生だったら?


もし、兄上様が銀さんだったら?




…また皆死んでしまうの?






その恐怖だけが…私を取り巻いて




離れてはくれなかった

守るから→←風邪



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優騎(プロフ) - まろいさん» そんな!!神作だなんて勿体なすぎるお言葉です…!!ありがとうございます!! (2015年4月2日 22時) (レス) id: 631798e180 (このIDを非表示/違反報告)
まろい - 何ですかこの神作は!!((((1〜3で、5回くらい泣きました。はい、泣きました←イッキ読みしました…!!最高に面白いですし、土方さんイケメンですし、銀さん乙女ですし、沖田くん熱いです((更新頑張って下さい!応援してます!!((ヒジカタサンカッコイー (2015年4月2日 0時) (レス) id: 24a2bebdcf (このIDを非表示/違反報告)
優騎(プロフ) - なんなさん» 有難うございます!!もったいないお言葉です…!!更新頑張ります!! (2015年3月28日 23時) (レス) id: 631798e180 (このIDを非表示/違反報告)
なんな - 超面白いです!この小説大好きなんです♪更新楽しみに待ってます! (2015年3月28日 15時) (レス) id: a76acd2a98 (このIDを非表示/違反報告)
優騎(プロフ) - 彗.さん» 有難うぐへへへへふ (2015年3月21日 14時) (レス) id: 631798e180 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優騎 | 作成日時:2015年3月7日 22時

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