ごめん ページ4
貴女side
「______痛」
(ここは…何処だ?)
…私は何をしていたんだっけ
確か銀さんに人斬りの事相談しに行って
それから______
そこまで認識したその時、近くに人影がある事に気がつく
「…誰だ!!」
「やーと!!目覚めたねぇ」
気配を感じた方向を見てみると
胡散臭い笑みを浮かべながら手を降る男が一人
「…アンタは」
琉「この前ぶりー!!お前のおにーさんだよーー!」
私に向かって手を振り笑顔を向けるのは
神崎琉生…偽物の兄上様だ
「黙ってくれないか」
琉「もー、つれないな…そろそろ認めてよ」
"俺が兄だってこと"
と、顔を近づけ耳元で囁く琉生
私は足枷をされ手を縛られてるため身動きは出来ない
「…誰が認めるかさっさとその顔やめろよ」
琉「え?それって整形しろってこと??」
「元にもどれっつってんだよ、いつまで兄上様の顔をしているつもりだ」
琉「それは無理だよーだって上からの命令だもん」
(______っ)
ドクリ、嫌なくらい心臓が鳴り響く
上からの命令、その言葉に嫌反応してしまう自分が嫌になる
琉「あーごめんごめん、思い出させちゃった?」
「…っ、黙れ」
琉「ちょ、過呼吸!?大丈夫?」
意識が薄れるのが自分でもわかる
琉生がなにか言っているがそれももう理解することが出来ない
そのまま私は意識を手放した
不謹慎かもしれないけれど
懐かしい夢を______見た
幸せだったあの頃の夢
.
.
.
.
琉「A…泣いてるの?」
Aの意識を飛ばした原因となった彼は
Aの涙を優しく拭った
琉「ごめんな、A」
そう、悲しい顔をしながらAの頭を撫でる
ごめんな、A
ずっと騙しててごめんな
守ってやれなくてごめんな
そばにいてやれなくてごめんな
.
.
.
______こんなお兄ちゃんでごめんな
Aの頭を撫でるその手は
とても、とても、優しいものだった
(大丈夫、お前の仲間は必ず連れてくるから)
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優騎(プロフ) - まろいさん» そんな!!神作だなんて勿体なすぎるお言葉です…!!ありがとうございます!! (2015年4月2日 22時) (レス) id: 631798e180 (このIDを非表示/違反報告)
まろい - 何ですかこの神作は!!((((1〜3で、5回くらい泣きました。はい、泣きました←イッキ読みしました…!!最高に面白いですし、土方さんイケメンですし、銀さん乙女ですし、沖田くん熱いです((更新頑張って下さい!応援してます!!((ヒジカタサンカッコイー (2015年4月2日 0時) (レス) id: 24a2bebdcf (このIDを非表示/違反報告)
優騎(プロフ) - なんなさん» 有難うございます!!もったいないお言葉です…!!更新頑張ります!! (2015年3月28日 23時) (レス) id: 631798e180 (このIDを非表示/違反報告)
なんな - 超面白いです!この小説大好きなんです♪更新楽しみに待ってます! (2015年3月28日 15時) (レス) id: a76acd2a98 (このIDを非表示/違反報告)
優騎(プロフ) - 彗.さん» 有難うぐへへへへふ (2015年3月21日 14時) (レス) id: 631798e180 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優騎 | 作成日時:2015年3月7日 22時