【銀魂】紅い鬼、戦場に舞う参

二度目の ページ23

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｢暇だなぁ…｣


入院生活二日目
今まで休むという行為をしてこなかった分暇で仕方がなかった



｢入るぞー｣


コンコンとドアを叩く音と共に入って来たのは


｢…銀さん！！｣


鼻をほじりながらふわふわの爆発を揺らして入ってきた彼は


銀｢大丈夫か？｣


そう言いながらベッドの横にあるイスに座った


｢はい、もう暇で抜け出したいくらい元気です｣

銀｢やめときなさい…まぁ、元気がねーよりは良かったわ｣



と、グシャグシャと私の頭をなでる銀さん



どこか寂しそうに私を撫でる銀さんに私は何も言えなくなってしまう



銀｢…なぁ、A｣


｢…？｣


銀さんは撫でるのを辞め私を真剣な顔で見つめる


銀｢…俺、まだお前の事好きだよ｣


少し熱を含んだその瞳は少し前に見覚えがあるものと同じだった


銀｢…俺の事、少しは男として見てくれた？｣


｢……｣


銀｢こんな時に聞くもんじゃねーってわかってんだけどよ…返事聞かせてA｣


そう言った銀さんから視線をそらしながら私は口を開いた



｢______私は｣


銀｢…うん｣


｢人に愛される資格なんてないんです｣



銀｢どういう意味______｣



息を呑むように言葉を止めた銀さん


銀さんの瞳に映る私はぎこちなく笑っていた





｢私は今後一切、恋なんてしないって決めましたから｣




(だから、ごめんなさい)

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