【銀魂】紅い鬼、戦場に舞う参

一員 ページ3

土方side





隊｢江戸城！？そ、そんな！！無理ですよ！！｣




万事屋の言葉が隊士達に動揺を誘う
ついには口々に無理だのなんだのと言い始める始末




銀｢______無理だァ？｣

隊｢…っ！！｣




その隊士達の態度に苛つきを表す万事屋
そいつの顔はゾッとする位怒りに満ちていた



銀｢所詮はチンピラの集まりか｣



それとも自分の首が大好きなおこちゃまか？


やれやれ、と言った素振りをする万事屋だがその場の張り詰めた空気は変わらない



銀｢いくぞー新八、神楽、役立たずな税金泥棒達は置いといて｣


土｢待てよ｣



万事屋の言葉が終わる前に遮るように俺は口を開いた



土｢さっきから聞いてりゃ好き勝手言いやがって…江戸城？______上等じゃねぇか｣


隊｢ふ、副長…！｣



土｢アイツは真選組の一員だ｣




江戸城が何だろうが助けに行かない理由がどこにある？


そう睨みつけるとざわついていた隊士達は大人しくなる




沖｢不本意だが俺も同じ意見でさァ｣

土｢一言余計だクソ野郎｣



その言葉を聞くと万事屋はニヤリ、と口角を上げた




(必ずお前を、助けに行く)

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