【銀魂】紅い鬼、戦場に舞う参

化物家族 ページ11

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？｢まぁ、抵抗するようなら殺してしまえって言うのがあんたらの父親からの命令だ｣


琉｢…ふざけんな、そんな訳…！！｣


売られた？何故？


琉｢父様がそんな事する訳がないだろ…！！｣




そうだ、俺達は

仲の良い家族だった筈だ




？｢最近、お前らの父親、家に帰ってこなかっただろ？｣


琉｢…！！｣


？｢あの男お前等神崎の血が怖いって言い出してよ…あんな化物家族の中で生きていけないって言ってたぜ？｣






　化 物 家 族






確かに、俺達の中で神崎の血を持っていないのは父親だけだ


だからって何故、なんで…



｢あ、兄上様…？｣


怯えた様に俺の服の袖を掴むA
普段なら可愛くて悶える所だがそうもやっていられない



琉｢Aこいつら倒して父様の所に話を聞きに行こう｣



そう言って俺は昔、Aが生まれた時に母様に貰った母様の愛刀｢紅華｣を鞘から抜いた




？｢おいおい！！俺達倒して父親の所に行くだぁ？舐められちゃ困るねぇ｣

？｢餓鬼にやられるほど弱くねぇよ？俺達は｣


琉｢そちらこそたった二人で神崎に歯向かう馬鹿ではないか｣


？｢二人…？ひゃっひゃっひゃ気づいてなかったの？｣


？｢それはこっちの台詞だよお兄ちゃん｣




周りには何百もの天人がうじゃうじゃと湧き出るかのように現れた





琉｢…そ、そんな｣

？｢さぁ、殺ろうぜ？お遊びの時間だよ！僕ちゃん達｣




その声と共に一斉に襲い掛かってくる天人



その人数の多さに俺は攻撃を避けることしかできなかった




琉｢…っ、くっそ…！！｣





｢キャァア！！｣



一人の天人がAに向かって刀を突き出した





琉｢A！！｣





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