Eternally _ryuto_ (ページ23)

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23. ryuto ページ23

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A今日の夜ご飯はお鍋にしまーす

収録が終わって帰りの車の中。

まだ6時やのにすっかり外は真っ暗。

もう11月も終わり。あと1ヶ月したらクリスマスかぁ。

2年前のクリスマスイブ。僕らが付き合った記念日。

1年記念日やった去年はまだスケジュールに余裕があって、一日のほとんどAと過ごせたけど。

マネ「スケジュール真っ黒。これから年末にかけてもっと忙しくなるけど、有難いことだと思って頑張ろうね」

パンパンに埋まったスケジュール帳を見ながらマネージャーさんが隣でそう言う。

龍「 24日の予定どんな感じなんすか？クリスマスイブ」

マネ「今のところは朝から撮影、雑誌のインタビュー、あとは歌番組の収録、ぐらいかな」

それだけの量一日で終わらそうと思ったら、大体の時間の予想はつく。

龍「有難いことやなぁ」

マネ「そうだよ。でも、体調だけは気をつけてね」

龍「そこは大丈夫です」

仕事忙しいからって、ずっと頑張ってる筋トレだって疎かにしたくないし、もちろんAとの時間だって。

マネ「お疲れ様です、じゃあまた明日。朝8時には迎えに来るからね」

龍「了解っす。おつかれさまです」

車をおりて、マンションのエレベーターを待ってると、降りてきたエレベーターに乗ってたA。

『わっ、龍友、おかえり』

龍「タイミング、笑ただいま」

いまからスーパー行こうと思ってたの、って言う彼女に着いていくことにした。

『バッグだけ置いてく？』

龍「んーん、もういいよこのままで」

マスクもサングラスもつけてるし、キャップも被ってるし。

『めっちゃ怪しいけど笑』

わざわざスーパーまで遠回りをして、人のいない少ない道を手を繋いで歩く。

『ほんっと、寒すぎ』

龍「これ、マスクつけてみ、全然違うから」

そう言ってカバンに入れてた新しいマスクを彼女に渡す。

『おっきすぎ？笑』

そう言ってこっちをみた彼女を見て、思わず吹き出してしまった。

龍「顔のほとんど隠れてるやんけ！笑」

男用マスクやからか、目の下ギリギリまで顔が隠れてる。

龍「でもいいよこれで、ほかの男に顔見られんで済む」

『何言ってんの、笑』

バカじゃないの、って笑われた。

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