Eternally _ryuto_ (ページ22)

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HiGH&LOWのツアーが残すところあと大阪公演のみとなった9月半ば。

昨日まで東京公演だった龍友。
今日は久しぶりに休みで、朝からずっとゴロゴロ。

龍「こんな休日もたまにはいいよなぁ」

『たまにはゆっくりしなきゃね』

龍「今日はジムもお休みや」

『うんうん』

龍「でもさぁ、腹減った」

『えーっ、まだ朝ごはん食べて2時間しか経ってないよ』

龍「なんか飯食いたい腹減ったぁ」

『えぇ…なんか作ろっか？』

龍「オムライス！」

オムライスかぁ…

別のタイミングで作るのめんどくさいから私のも作ってしまおうか迷うけど…

『まだ11時～… 』

もうあと1時間我慢してくれたらなぁ。

なんて思うけどしょうがない。私が折れよう。

『まあいっか。私も食べちゃお』

龍「 Aの分のケチャップ僕が書くから～」

ソファーに寝転びながらキッチンに立つ私にそう言う。

『はいはい笑』

野菜を切って、ご飯と一緒に炒めて、チキンライスを作って、トロトロの卵を上に乗せて。

『できたよ～』

龍「うっまそ～」

キッチンに走ってきてそう言う彼。

龍「なんて書く？」

『んー、龍友って漢字で書くとグチャグチャになっちゃうから、平仮名でりゅうと』

龍「じゃあ僕も平仮名」

黄色い卵の上に赤いケチャップで＂A＂と書くとその横に3つもハートを書いてくれた。

『ふふっ、ありがと』

龍「椅子座ってて、僕が運ぶから」

そう言って私を椅子に座らせると、

龍「お待ちどうさまです～こちらが当店自慢のオムライスでございます～」

そんなことを言ってオムライスを運んでくれた。

『あの…スプーンが欲しいんですが… 』

龍「あーっ！ごめんなさい、すぐお持ちします」

そう言ってまたキッチンに走って取りにいった。

龍「ん、どーぞ」

『あれ？終わっちゃったの？』

龍「うん、もう食べるだけやから」

『あっ…そう笑』

自由気ままな彼。

オムライスを美味しい美味しいって頬張ってる姿が愛おしくてたまらない。

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