Eternally _ryuto_ (ページ11)

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11. ryuto ページ11

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目をキラキラさせて店内のアクセサリーを見回るA。

やっぱり、ここ連れてきて正解やったなぁ。

『なにがいいかなっ』

龍「指輪…にしたらええやん。ほら、いま付けてんのも丁度Tiffanyのやし」

今Aが右手の人差し指に付けてる、ティファニーTのワイヤーリング。

裕太くんのアドバイス通り、指輪を勧めた。

『いいねぇ…指輪…かわいいのばっかで迷う… 』

龍「これは？綺麗」

『ほんとだぁ…かわいい… 』

インフィニティの周りに沢山のダイヤがついてるリング。

『 …これにしよっかな』

＂龍友どう思う？＂そう聞かれて

龍「うん、いいんじゃない、Aによく似合いそう」

そう話していると、店員さんがそれを出してくれた。

店員「どの指につけますか？」

『えーっと、じゃあここにつけます』

そう言ってAが指さしたのは、右手の薬指。

『左手は空けとくね』

なんて、わざとそう言って笑う彼女。

龍「うん、開けといて。僕が予約しとく」

『あははっ、言うことくさいよ笑』

この前涼太にも言われた、それ…

サイズを測って、付けてみる。

龍「うん、似合ってるめっちゃ」

Aの細くて白い指にゴールドが映えてほんまによく似合ってる。

『これにする！』

龍「ん、ほなそれにしよ」

ニコニコと笑って僕のことをみる彼女が可愛すぎて、知らない間に頬が緩む。

龍「せっかくやからどっかでご飯食べて帰ろか」

『そうだね』

この前裕太くんと行った鉄板焼きが美味しかったから、提案したら＂行ってみたい＂って言ったからそこに行くことに。

タクシーに乗り込むと、突然さっき買ったリングの入った紙袋の写真を撮るA。

龍「なにしてんの笑」

『友達に見せるのー』

龍「紙袋の写真撮ってどうすんねん笑」

『リングはまた今度会った時に見せるの』

＂とりあえずの報告をするのー＂

なんてニヤケてる。

龍「お前はほんまに可愛いなぁ」

ほっぺたをプニプニと触ると

『やめてくださいー』

と手を払われた。

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