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そのままふたりで帰ることになった。


俺の告白(別に故意ではなかったけど…)はスルーされているようだ。
何故かフラれた気分である。


「先輩、さっきの嬉しかったです。」

「え?」

「あの…好きってやつです…。」

「あー!言わないでー!」

「私、寛太先輩のそういうとこ、好きですよ。」

「…はっ?」

「今日はいろいろと有難うございました!
もう家すぐそこなので。送って頂いて有難うございます!おやすみなさい」



そう言って彼女はまた小走りで家に帰っていった。


…少し期待しても、いいのかもしれない。





その期待を抱いた日から1ヶ月後、俺達は晴れてから付き合うことになることは、まだ誰も知らないのだ。

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作者名:と み も え | 作成日時:2017年4月4日 23時

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