翔ちゃんの準備3 ページ13
大野side
さて、どうしたものか。
見た目は子供、頭脳は大人。
某名探偵のフレーズが頭に浮かぶ。
うちのコ〇ン君は新聞の細部まで目を通していた。
和「あの、公園なんて…今日は行かないよね…？」
智「絵本は読まなくて大丈夫…？」
潤「くーさんとは遊ばないの…？」
雅「そろそろおかあさんといっしょ始まるけど…？」
今までの翔ちゃんの行動や習慣が俺達の方に深く染み込んでしまい、のんびりと情報収集に勤しむ翔ちゃんの姿は落ち着かない。
翔「おれ、いままでそうやってあそんでたの？」
雅「そりゃだって3歳なんだもん」
智「あんまり覚えてない？」
翔「んー、…たしかに、きのうさとしくんにえほんよんでもらって、ニノとこうえんいって、まつじゅんとあそんで、あいばちゃんとテレビみたきがする…」
翔ちゃんは少し顔を赤らめた。
翔「ありがとう、つきあってくれて」
雅「全然！寧ろ俺らの方が楽しかったよね！」
和「それはあなただけです」
雅「ニノだって公園に連れていく日はめっちゃ早起きしてたじゃん！普段は起きないのに！」
潤「翔くんは、今の状態ってどっちなの？気持ちは大人寄り？」
2人がギャーギャーやってると、松潤がふと問いかけた。
翔「おきたとき、しんぶんよまなきゃってなったの。しゅうかんなのにさいきんよめてないっておもってさ…」
だから、いまのおれはおとなかなぁと翔ちゃんは小首を傾げた。
翔「…おれがいうのもなんだけど、またもどっちゃうかもしれないから、そのときはまたよろしくね」
でも、そろそろもとにもどりたいなぁ、と翔ちゃんは少し困ったように微笑む。
すると、相葉ちゃんがぽつりと、誰に聞くでもなく呟いた。
雅「…まさか、ずっとこのままじゃないよね？いつか戻るんだよね？」
潤「…それは、多分…」
雅「前は身体は戻って、今回は中身だけ…いつ全部一緒に戻ってくるの？3歳の翔ちゃんも好きだけど、俺、早く翔ちゃんに会いたい…！」
相葉ちゃんが今までせき止めていたものを溢れさせるように言ったその言葉は、誰もが思った事なのに誰も言えなかった事だった。
和…大丈夫、絶対。今はただ、信じよう」
自分自身に言い聞かせるようにニノが言う。
翔「…やくそくする、ぜったいもどる」
翔ちゃんは俺らを真っ直ぐ見上げて頷いた。
不安に駆られながらも笑っていなくちゃいけないのは酷な事だけど。
元に戻るその日まで、5人で手を繋いでいよう。
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れーむ#ichigo(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！ ピノさんのペースでがんばってください！！！ (2022年4月5日 0時) (
レス) id: 70636e3c2d (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - これからも更新楽しみにしてます！！！！ (2019年11月23日 20時) (レス) id: ae85873960 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - また、関ジャニ∞がみたいです (2019年10月24日 18時) (レス) id: f727b77c27 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - このお話が大好きです！ (2019年10月24日 18時) (レス) id: f727b77c27 (このIDを非表示/違反報告)
ピノ(プロフ) - ふわぁーー！！！ゆかさんありがとうございます！！！久しぶりの更新だったのでちょっとドキドキだったのですが、いかがだったでしょうか？ゆかさんのように応援して下さっている方がいるという自覚を持って更新頑張ります！！これからもよろしくお願いします！！ (2019年8月22日 12時) (レス) id: 41b3eea502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピノ
| 作成日時：2019年5月7日 9時
