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Episode7. ページ9

あれから何週間か経ち、怪我も治った事だし出席日数を考えて久しぶりに学校へ行った。

暫く来てなかったのに急に来たことが珍しいのか教室に入った途端部屋が静まり返りこっちをチラチラ見てくる。


「あれ、Aじゃん、珍し〜い!急にどしたの〜?」


クラスメイトの女が馴れ馴れしく話しかけてくる。舌打ちをし軽く睨むとびくっと怯えて同じグループの女が集まっている所へ逃げるように去っていった。

屋上でサボりながら携帯を弄っているとふと数週間前の事を思い出す。
俺に手当てしてきた女は肝が座っていたのか逃げなかったな、と思うもすぐにその思考を振り払い目を閉じる。





学校が終わり家に帰っている途中、後ろからつけられている気配を感じた為路地裏へ向かう。

すると案の定十数人の男たちが出てくる。


「この間は世話になったなぁ、桐ヶ谷ぁ!」


売られた喧嘩は買う主義で一々相手の顔を覚えている訳もないため、いつの事かは分からないが名前を知っているという事は俺が買った喧嘩の内の1つだろう。


『あ?んなもん一々覚えてねぇよ。さっさとかかって来い、ゴミが。』


鞄を地面に放り投げリーダーらしき男の顔に膝蹴りをかます。


「…っんの野郎ぉ!!」


ドサッと倒れた男を蹴って端に寄せると男共が殴りかかってくる。


避けては殴り、避けては殴りを繰り返し一体どれ程の時間が経っただろうか。
気づけば辺りは倒れた男と血だらけだ。


『…はぁ。人数多すぎだろ、くそっ。』


疲れながらも鞄を持ちその場を後にする。

それを見られていたことにも気付かずに。






「…A?」

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クスノハ(プロフ) - 、さん» すみません、先程外しました。ご指摘ありがとうございます。 (2020年5月15日 22時) (レス) id: 3f1925c91d (このIDを非表示/違反報告)
- オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2020年5月15日 21時) (レス) id: cab98899f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クスノハ | 作成日時:2020年5月14日 3時

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