日常その2 ページ3
キーンコーンカーンコーン…
お決まりのチャイムが鳴り、担任が教室に入りいつも通りの授業が始まる。
「教科書25P.開けー。桶狭間の戦いがあった日はーー」
「この公式解けるやつ、あーじゃあ、望月。」
「さあ、今日はこの曲を歌うわよ〜」
と、どんどん、授業が終わり、お昼時間。
鞄から弁当を出し、立った瞬間
「あの！ 辻合くん！ 今日私と一緒に食べない？」
「ずるいわよっ！ あたしが狙ってたのにー！」
「天気いいから外でもいいよね〜！」
俺の目の前に3.4人の女子達。勝手に話は進んでいく。
「わ！ すごい、辻合くん人気なんだね」
「すげーのな。」
「ケッ」
(見てないで助けてくれ、そこの3人…。)
女子を泣かすのは嫌だけど仕方ない……よな
「あー、と、わる…」
「あー！ ごめんねぇ。辻合、今日あたしらと約束してたんだった。」
「え…ちょっ」
「いーから、話合わせなさいよ…！」
小声で指示する、同じクラスの黒川花とその隣にいる笹川京子。
「…悪い、また今度」
「それなら仕方ないよね」
「また今度ね！」
女子達に謝り、黒川に連れられ教室の外に出た。
「あ、ツナくん達も行こっ？」
「えっ、あ、うん！ 行こう、山本、獄寺くん」
「はい！」
「おう！」
後から笹川さんや、沢田くん達が教室から出てきた。
「助かった、ありがとう黒川さん」
「…別に。てか男だったらビシッと言ってやりなさいよ！」
「も〜花ったら言い過ぎだよっ。辻合くんには辻合くんなりに…！」
「いいよ、笹川さん。ありがとう。黒川さんの言う通りだ」
「…なら、いいわ。行こ、京子」
「あ、うん！またね！」
(んなー！？京子ちゃん達と一緒にご飯食べれるかもって思ってたのに…！！)
「……」
「辻合くん、どうしたの？ 俺の顔何か付いてる…？」
「ん？ あー、ちょっとまってて」
___
「黒川さん、笹川さん！」
「どうしたの？」
「一緒に食べない？ 皆で食った方が美味いし、楽しいだろ？」
「うん！ 花、行こ！」
「えっ、ちょっと！？ 」
「お待たせ、沢田くん」
「十代目を待たせんじゃねえ！」
「まぁまぁ、いいじゃねーか！ 少しだけだったろ？」
(ええぇぇ！？ きょ、京子ちゃん！？それに黒川！？)
「皆で飯、食おうぜ」
続く (更新停止中)
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作者名：じゃーみん | 作成日時：2018年9月25日 21時
