念願の弟ができました。【HQ!!】 (ページ15)

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15.可愛い双子はかっこいいページ15

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「かっっこよかった……！！！」

帰り道。私がいるからと、二人は寄り道せずにバレー部のみんなと別れてバスに乗った。優しい。

私は興奮が冷めやらなかった。だって。だって。

あんなにかっこいいのヤバい。聞いてない。
そんでめっちゃ女の子来てた。だろうよ。かっこよかった。バレー全然わかんないのに凄かった。

「え～そんなに言われると流石に照れるわぁ」

「惚れ直した？お姉ちゃん俺らのこと惚れ直した？」

「惚れ直した～！！」

何より二人の真剣そうな、でも楽しそうな顔が良かった。

サーブやスパイクが決まって喜ぶ顔も。本当にバレーが好きなんだなあって、全然私関係ないのに嬉しくなる。

「フッフ、初めて手ごたえ感じたな」

「それな Aちゃん大胆不敵みたいなとこあるからな」

「でも、ミーハーで恥ずかしいなぁ。
女の子たちにも睨まれてた気がする……」

「「そんな女いたん！？」」

「あ、き、気のせいかも」

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「すごい！二人ともかっこいい！」

キラキラした目。そんな顔初めて見た。

やっぱり連れてきて良かった。そんな顔が見られるなら、バレーってやっぱ偉大なんやなって。

少し前にできた新しい家族。新しい姉。

やたら俺たちに優しくて甘い、ただの女の子だけど、彼女の喜ぶ姿は何故か格別に胸に来る。

「侑くんの綺麗な指で触ってもらえて、ボールは幸せだね」

にこにこと無害そうな笑顔でAちゃんは言った。

お姉ちゃんも触ってやろうか、って言ったらどんな顔すんのやろ。