【ヒプマイ】特務課少女の異能力【文スト】

4話 ページ5

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『 運んでくれたんだよね、有難う 』








話し掛けると、二人ともびくんっと肩を揺らした 。









怖がらせたかな、と恐る恐る顔を見ると、ニコッと微笑んでくれた 。









「 ご無事だったようで何よりです 」







『 本当に助かったよ 』







「 イチゴ、とか食べますか？ 」







『 じゃあ、貰おうかな 』









貰ったイチゴを、ハムハムと食べ始める 。







甘くて美味しい.... 。








最後の1個になったとき、お兄さんから話し掛けられた 。








「 そういや、自己紹介してねぇな！



俺は、山田一郎だ！ 」





「 次男の、山田二郎です！ 」





「 三男の三郎です 」









いやあ、スペックというか、此の兄弟レベル高くない？








イケメン多くない？








『 私は、住野A。此れでも22歳だよ 』






「「 えぇ！！俺たちより、年上！！！ 」」








嘘、確実に年上だと思ってました、すみません 。









「 Aさん、家何処っすか？送っていきますよ 」









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『 家.......








火事で家が無くなりました。


親戚どころか、家族も居ません 』









家族も親戚も居ないのは本当なんだけどさ 。







そんな真顔で私を見つめなくたっていいんじゃないかな？









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