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犬*197話* ページ7

「___________________え?」


状況を理解する暇もなく、ケイジさんはすぐ傍の棺桶の中へと吸い込まれていった。



・・・・・どういう・・・・こと・・・・?


何でケイジさんが・・・?



「出せ・・・!ミドリ・・・!!」
『いやっ・・・!ケイジさん!!ケイジさん!!!』
「ねぇ、良いこと教えてあげようか?A」
『・・・?』
「このヒツギにはすごく便利な機能が付いててね。なんとその場で火葬できちゃうヒツギなんだ!」
『か、火葬・・・?』
「もうタイマーは進んでる!早くしないとステーキになっちゃうよ!」
『あ、そん、な、やだ、ケイジさん、ケイジさん!!』
「出してよぉ!!おまわりさんが・・・死んじゃうよぉ・・・!!」


ケイジさんが・・・死ぬ・・・・。


死・・・・死・・・・・・。


『あ、ああ・・・ああああああ・・・!!』
「ふふ、悲しい?まさかケイジを殺すだけでそんな表情を見せてくれるなんて・・・これはこれでありかもしれないね!」
『ミドリ!お願い!!ケイジさんを助けて・・・!私はどうなってもいいから!!ケイジさんを・・・!!』





“お願いホエミー!やめて!!なんだってする!!代わりに死んだっていい!!だから・・・だから・・・・”




あの時のサラちゃんはこんな気持ちだったんだろうか。

何をしてでも・・・自分の命を捨ててでも、大切な人を救いたいって。


こんな・・・・こんなに苦しい気持ちだったんだ・・・・。


「そんなに言うなら、ケイジを助けるチャンスをあげてもいいよ」
『・・・・え?』
「ただし、サラさんがね!」
「わ、私?」


ミドリはニヤリと笑って同意書を取り出した。


「この同意書にサインをするならケイジを助けるよ。これは最後の一枚・・・君に書いてもらうことで完成するんだ」
「・・・・!」
「さぁ、どうする?サラさん」
『・・・・・・・』


書いてくれ、なんて言えない。

あの同意書にサインしたら何が起こるか分からない。
そんな状態で頼めない・・・。


でも・・・でも・・・・!

ここでサラちゃんがサインを拒否したらケイジさんが死ぬ・・・!


『サラちゃん・・・!』
「分かってる・・・・!私だってケイジさんを助けたい!でも・・・!!」
『っ・・・どうしてもサラちゃんじゃなきゃダメなの・・・!?』
「だって君からはもう貰ってるからね!サラさんだけ、だよ」
『そ、そんな・・・!!』

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にこみうどん - っっっはぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!最高すぎるではないですか!どうしたらこんな最高な小説かけるんでしょう。最高ですね。更新頑張ってくださいね! (6月17日 17時) (レス) @page39 id: d8578c819c (このIDを非表示/違反報告)
暁月臨(プロフ) - この作品大好きです!!応援してます!頑張って下さい!! (6月13日 1時) (レス) @page39 id: 59dc159e7e (このIDを非表示/違反報告)
空白(プロフ) - とても素晴らしい作品ですー!!是非とも最後見たいので更新待ってますッッ (2023年4月1日 3時) (レス) @page37 id: adc5e1c6e8 (このIDを非表示/違反報告)
雫。(プロフ) - ここまで一気見してきました!とても面白かったです!更新待ってます! (2022年12月31日 22時) (レス) @page33 id: 221078456e (このIDを非表示/違反報告)
天弥(プロフ) - めっちゃ面白いです!無理しない程度に更新頑張ってください! (2022年4月24日 16時) (レス) id: 6363332534 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかづち | 作成日時:2021年8月18日 16時

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