犬＊１４６話＊ ページ4
････そうか！
交換するにはもしもしボックスが必要になる。
サラちゃん達の目の前で交換なんて無理なんだ。
「いくら黙ってても無駄ですよ･･･」
「････俺は････」
Ｑ太郎さんは渋々事情を話し始めた。
「３度目の交換･･･俺の身代をサラへ送ったのは････俺じゃねぇ･･･！！ソウのしわざだ！！」
『はっ！？』
みんなの視線がソウさんに向く。
当の本人は「なんのことだか分からないよ」と完全にとぼけている。
Ｑ太郎さんの身代を交換したってことは･･･持ってることを知ってなきゃおかしい。
でも、一体いつ･･･？
「パソコンをみんなで共有したあの時･･･ソウはトイレに行ったんじゃねぇ･･･！もしもしボックスを使いに行ったぜよ！！」
「知らないな･･･」
「Aちゃんは体調不良で気絶してたんだっけ？ならソウの行動は知らないか」
『･･･体調不良じゃないです』
「拗ねない拗ねない。おまわりさんはいつだって君の言葉を信じてるよ」
「じゃあ僕がやったって言うんですか？酷いなぁ」
「あっ、あの！それより･･･自分以外の人を二人選んで交換させるなんて･･･できるんですか！？」
「可能･･･だろうね」
ナオさんの問いにケイジさんが素早く答える。
「･･･ソウ、そろそろ白状したらどうだい？君がパソコンを共有しようとした本当の目的を･･･さ」
「あはは。疑い深い人だなぁ、ケイジさんは」
「３回目の交換･･･Ｑ太郎にはできないよ」
「その通り･･･！私達と一緒でしたから！」
「問題はどうやって身代を知ったか･･･」
「やれやれ･･･あくまで僕が知ってた前提で話すんですね」
「そんなの直接のぞけばいいじゃないか」
「そう、貴方は直接見たんです！！元々Ｑ太郎さんはソウさんと交渉する気だった･･･。交換条件で身代を見せた･･･そう考えるのが自然です！」
「･･･サラさんは想像力が豊かだね」
「その想像力で二人の交渉も考えてみよう」
「ソウの寝室前でＱ太郎は交渉を始めた」
「はい。それはソウさんも既に認めている事実です！」
「あはは、そうだったね」
「Ｑ太郎の話を聞いて、ソウがどんな対応をしたのか･･･」
「すぐ寝室の中に招き入れ、取引したはずだ」
「いいえ、ソウさんは警戒したはずです！１度はパソコンを巻き上げた相手･･･！すんなり部屋には入れません！」
「ならドア越しに、ってことかい？クク･･･おもしろい」
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みかづち(プロフ) - あげなすびさん» コメントありがとうございます！自分のペースですが頑張って更新していくので応援よろしくお願いします･･･！ (2021年8月18日 17時) (
レス) id: 3d16d7b22a (このIDを非表示/違反報告)
あげなすび(プロフ) - 初コメ失礼します！前の作品も好きで見ていたのですが、コメントをしてなかったので...とっても面白いです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2021年8月17日 20時) (レス) id: b8f6c5074d (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - のんさん» うわー！！！そう言っていただいてめちゃくちゃ嬉しいです・・・！ランマルの出番自体はまだ先になります（笑）これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2021年6月29日 17時) (レス) id: 3d16d7b22a (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - おかかさん» 褒めていただきありがとうございます！！これからも応援よろしくお願いします！ (2021年6月29日 17時) (レス) id: 3d16d7b22a (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - キミガシネのお話は少ないので書いていただいてうれしいです！ソウさんもカッコいいしケイジさんもカッコいい！！しかもランマルまででてくるとは笑これからも更新頑張って下さい！ (2021年6月29日 0時) (レス) id: ea154a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2021年6月16日 19時
