♯107 ページ7
とは言うものの…………
藤原さんは芸能人なんだし、その辺のお店で……って訳にはいくわけもなく
結局、京介さんのお店に行くことにした
ここなら、そこまで人目を気にしなくても大丈夫だから
A「ここ、私のバイト先なんです(笑)」
樹「あ、そうなんだ！うちの事務所の近くなのに全然知らなかった」
A「外から見ても分かんないですよね(笑)何食べますか？苦手なものあります？」
樹「何でも食べれるから任せる(笑)」
A「はい(笑)」
藤原さん、本当に落ち着いてるなぁ……
陸くんよりもお兄さんっぽい(笑)
A「あのですね……いきなり本題いいですか？」
樹「うん……どうぞ」
映画館に行ってたのは彼氏と会ったあと、リセットして自分に戻る為の時間を過ごしてたこと
本当は服装もメイクもいつもとは全然違う事
藤原さんと会って話す時の私は無理して背伸びして、自分を偽ってた姿だったこと
もう、映画館に行くことは無いこと
藤原さんに口を挟む間を与えないように一気に話した
A「だから………食事に誘ってくれたのって私だけど私じゃないんです。騙してるような気がずっとしてて、謝りたかったんです。ごめんなさい」
樹「騙してただなんて、思ってないよ……ごめん、そんな思いさせて……今まで辛くなかったの？」
A「……え？」
樹「彼の前で自分でいられない事」
A「それは……結構辛いというか、違和感があったけど、彼に相応しい彼女になるにはそれしか考えつかなかったんです。本当はTシャツ、デニムにキャップ被って学校行ってるくらい普段と違うんですけどね(苦笑)」
樹「いつもブラックコーヒー飲んでたよね？」
A「あれ、本当は私砂糖たっぷりの甘いカフェオレが好きなんです。けど……何だろ……そこでブラックコーヒー飲むことで区切りつけてたのかなって思います」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 561人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かよ(プロフ) - やっぱり一言多い陸だなぁ…祭も陸も幼馴染み言うけど無意識に好き同士やろ…壱馬が偉いちゃんとしてる。口は悪いけど優しい。こりゃ誰とくっつくのかなぁ😁 (2022年7月28日 1時) (
レス) @page50 id: 4f8a94ee34 (このIDを非表示/違反報告)
RYUSAYA(プロフ) - 壱馬は本当に何とも思ってないのかな？🤔お兄ちゃんになってるよ💦でも…主人公ちゃんはりっくんなんだよなぁ😓 (2022年7月25日 18時) (レス) @page50 id: 7ba49df0ef (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 壱馬くんは出来る男ですね！お粥ちゃん〜って可愛い壱馬もいいですよね！壱馬と主人公ちゃんの関係いい感じだけど、主人公ちゃんが気になるのは、やっぱり陸くんなんですね…。 (2022年7月25日 18時) (レス) @page50 id: 4f25f0fb3a (このIDを非表示/違反報告)
maaai(プロフ) - 壱馬くん優しすぎません？的確な助言もしてくれるし、これは最強な男版梓ですね😌主人公ちゃんその感情はもはや❤️、、🫣いっちゃん！のんびりしてる暇ないよ！ (2022年7月25日 10時) (レス) id: 292b0ed347 (このIDを非表示/違反報告)
アム(プロフ) - 壱馬くんいい感じだけどお兄さん的な感じそう🤧りっくんはどう思ってるんだろ〜祭の身体見慣れたとは、、🙂 海どうなるのやら楽しみ🫣 (2022年7月25日 10時) (レス) id: 28ef8da3af (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Lime
| 作成日時：2022年7月2日 0時
