また明日。《3》

♯135 ページ35

祭「登録出来た？またLINEするね(笑)」


A「…はい(笑)」


正直、これ以上繋がる必要あるのかな？って思う…


樹「陸さん、俺たち海行くんですけど、一緒にどうですか？」


陸「えー海！？行きたい！！」


樹くん…？？なぜ誘う？？
2人で行きたかったのに！ってわけじゃないけど
陸くん誘ったら絶対……


祭「えー海！？行く！！」


ほらね
絶対そうなるでしょ……


陸「Aちゃん、いいの？俺たち邪魔じゃない？」


A「全然っ(笑)みんなで行った方が楽しいよね(笑)」


って、全然思ってもないのに
ここでＮＯって言えたらいいけど、言えない
そもそも、断る理由が何も無い
あまり気が乗らないだけ
ただのワガママなだけ


陸「いつにするー？」


祭「私は陸に合わせるよ！シフト制だから大丈夫(笑)」


陸「Aちゃんは？」


A「私は…合宿とかあるけど、夏休みだから基本暇です。陸くんたちの仕事の都合に合わせる」


陸「あ！そっか！！夏休みじゃん！今のうちに遊んでた方がいいよ絶対。働くようになったら全然遊べないもん」


それ、よく言われる大人の人に
遊べるうちに遊べって
若いうちは男女問わず色んな人と付き合って視野を広めろって
だから、祭さんとも仲良くしないとダメなんだろうなぁ…社会勉強として


陸「海なんて何年ぶりかな？」


祭「デビュー前は毎年行ってたのにね」


陸「行ってたねぇー超楽しかった！あ、アイツのアレ覚えてる？」


祭「覚えてるよー！もう伝説(笑)」


2人にしか分からない話しで盛り上がってる


樹「あの人さ、さっきまで泣いてたのに切り替え早くね？(笑)」


A「うん…(苦笑)」


私も大概切り替え早いな…
名前呼ばれて舞い上がってたけど、もう今はまったく何も思わなくなった

好きって感情、皆無

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