忍たま達に色々な事してみた！９

失恋して自暴自棄になってみた (上級生、先生、兵庫水軍) ページ9

平滝夜叉丸


「幸せが逃げるぞ」

ため息を何度も零し俯く貴方

彼はそんな貴方の隣りに座り

それからは何も言わず

ただ頭を撫でていた






綾部喜八郎


「運がなかったんだよ」

貴方に前を向けと伝えたかったが

思うようにはいかず

貴方は私なんてと自分を責める

“……ｯ僕がいる！”






田村三木ヱ門


「あ、新しくお団子屋さんが出来たんだけど……」

気分転換にと貴方の腕を引くが

貴方はその場から立とうとせず

俯いたまま

“(どうしたらいいか、わかんないよ……)”






浜守一郎


「大丈夫……じゃないよな」

貴方のいる部屋の襖を開けると

物はあちこちに散乱し

所々壊れている

自分を見失ってしまった貴方を

彼は抱きしめた






斉藤タカ丸


「もっと泣いていいよ」

貴方を引き寄せ

背中を優しく叩く

その温もりが暖かくて

貴方の目から大粒の涙が零れた






久々知兵助


「お、落ち着けって」

まるで辛かった事を

ぶつけるように

泣きながら物に当たり散らす貴方

彼は貴方を後ろから強く抱きしめ止める

“辛いなら全部俺にぶつけていいから”






尾浜勘右衛門


「Aは十分綺麗だよ」

私が綺麗じゃないからと

部屋の隅に蹲る貴方

彼の言葉に顔を上げると

優しい笑顔を向けそう言った






竹谷八左ヱ門


「なんでこんなボロボロなんだ……」

忍服は所々破れ

髪も乱れ、顔は涙でぐちゃぐちゃ

きっと自分を傷つけて抑え込んでいたのだろう

彼はボロボロになった貴方を

壊れ物を扱うように優しく包み込んだ






不破雷蔵


「……入ってもいい？」

貴方の部屋の襖の前で

おにぎりの乗ったお盆を持ち問いかける

だが貴方の返事はなく

襖の隙間から覗いてみると

蹲った貴方が小さく肩を震わせていた






鉢屋三郎


「死にたいなんて言うなよ」

彼の前不意に漏らした言葉

こんなに辛い思いするなら

と自分の首に苦無を当てる

彼は動揺しつつも貴方から苦無を奪い取る

“何してんだ！”

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