続き ページ7
潮江文次郎
「どうしたんだ?急に歌い出して」
珍しく仕事のない彼の隣りで
貴方はゆっくりと歌い出す
歌いたくなっただけと言えば
彼は貴方の頭を撫で微笑んだ
立花仙蔵
「音域広いな」
低い声から高い声まで
自由に歌い上げる貴方に
彼は目も耳も奪われる
“もっと聴かれてくれないか?”
七松小平太
「いーけいーけどんどーん♪」
貴方の歌につられてか
楽しそうにはしゃぐ彼
貴方が笑みを漏らすと
彼は“Aもやるぞ!”と腕を引いた
中在家長次
「……」
夜に包まれた学園に
貴方の声が響く
彼はそんな貴方の後ろ姿を眺め
黙って聞いていた
食満留三郎
「元気よ過ぎじゃないか?」
元気よく歌う貴方に
彼はフッと笑う
“まぁ、本人が楽しいならいいか”と
貴方を見詰めていた
父親のような眼差し……←
善法寺伊作
「歌っていると不運が来ないよ」
笑顔で歌う2人
不運大魔王と呼ばれる彼に
今日は何一つ不運が起きない
でもさすがにずっと歌ってるのは辛いよ←
土井半助
「私のクラスの良い子たちのようだな」
自分の教え子と
貴方を重ね合わせ
うっすら笑みを見せる
彼は本当には組のみんなが好きなんですね
山田伝蔵
「昔も利吉とよく歌ったものだ」
昔を思い出すように空を眺める
彼は“そうだ”と言うと
昔に利吉さんと歌っていたという歌を
歌ってくれと頼んだ
安藤夏之丞
「少し静かにしていただけますか」
うるさかったのだろうか
彼に怒られてしまった貴方は
歌うのを止める
するとまた顔を歪ませた彼がこちらに顔を向ける
“別に止めろとは言ってません”
厚着太逸
「その歌は、私の1番好きな歌なんだ」
何気なく口ずさんでいた歌は
どうやら彼の好きな歌らしい
貴方はもう一度その歌を歌い始めると
彼は瞳を閉じ優しい笑顔を浮かべていた
140人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「忍たま」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柑橘 - 文○トも失敗作少女も好きなので嬉しかったです!ありがとうございました! (2020年1月22日 11時) (レス) id: 788758f232 (このIDを非表示/違反報告)
紗那(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです!続き楽しみにしてます!!!! (2019年12月2日 22時) (レス) id: a5ce07c098 (このIDを非表示/違反報告)
飴松(プロフ) - ディアスさん» だっだってぇ………。 (2019年11月30日 8時) (レス) id: 8cf64cda3d (このIDを非表示/違反報告)
楓 - ディアスさん» 楓)ええっ…!!?えっと…えっと…/// (2019年11月29日 22時) (レス) id: 2c1e534288 (このIDを非表示/違反報告)
ディアス(プロフ) - 楓さん» ディアス)もう好き!小平太好き! 伊作)よしよし、じゃあ僕もぎゅーってしようかな。その方が暖かいでしょ? (2019年11月29日 22時) (レス) id: 105da01e4b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ディアス | 作成日時:2019年9月7日 14時