忍たま達に色々な事してみた！９

続き ページ4

黒門伝七


「意外と上手いんだな」

一言余計な彼だが

これでも精一杯褒めているつもり

こんな言葉でしか

貴方に思いを伝える事が出来ないと

彼は悲しげに俯いた






任暁左吉


「へェ、歌えたんだ」

嫌味ったらしいが

彼の顔は微かに

赤く染まっていた

もしかしたら照れ隠しなのだろうか






上ノ島一平


「楽しそうに歌うんだね」

笑顔を浮かべ

歌を歌う貴方に

彼も自然と笑顔になる

“歌って魔法だと思うんだ”






今福彦四郎


「もっと聴きたい」

物陰に隠れ

貴方の歌を聴く

終わりが来てしまった歌に

彼は1人小さく呟いた






鶴町伏木蔵


「難しい歌なのによく歌えるね」

音域が広くないと

歌えない歌を

貴方は平然と歌いのける

だからだろうか

貴方の声は透き通ったように綺麗だった






二ノ坪怪士丸


「なんだか元気が出てきたよ」

元気のない彼に

貴方は歌を歌ってみせる

その歌詞の内容に

彼は“ふふっ”と笑みを零した






下坂部平太


「安心する……なんでだろう？」

心地いい歌声とリズムに

身を任せる

歌い終えた貴方は

彼の方に目を向けると

小さな寝息を立てていた






初島孫次郎


「ぁ、僕の事は気にしないで続けて」

何かの気配がして振り向くと

こちらを見詰めている彼がいた

彼はそう言うと

また貴方の歌声に耳をすました

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