忍たま達に色々な事してみた！８

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平滝夜叉丸


「私たちは赤い糸で結ばれているからな」

小指を差し出し

微笑んだ彼

貴方は涙で濡れながらも

うんと笑い彼の小指に自分の小指をぶつけた






綾部喜八郎


「……A？」

隣にいたはずの貴方が

気づけばどこにもいなかった

彼は空を見上げ

“行っちゃたな”と1人呟いた






田村三木ヱ門


「待って！」

消えていく貴方に

手を伸ばすが

それは交わる事なく

空を切った

“まだ、まだ君に好きと伝えていないのに”






浜守一郎


「何だよ、それ」

動揺する彼に

貴方は黙ったまま俯く

“俺はそんな嘘嫌いだ”

そう言っても時間が貴方を連れて行く






斉藤タカ丸


「笑ってよ」

泣きじゃくる貴方に

彼は親指で貴方の涙を拭い

微笑んだ

“ほら、ニコーッって”






久々知兵助


「一緒って言っただろ？」

“嘘だったのかよ？”

彼の言葉に貴方は何も言えなかった

彼は貴方の肩に手を置き俯いた

ごめんね……なんて許してくれないよね






尾浜勘右衛門


「もっと色んなところに連れて行けばよかった」

貴方と色んな所に行って

思い出作ればよかったと

今更ながら後悔する

彼と居れた時が私にとっての1番の思い出だよ






竹谷八左ヱ門


「もう少しこのまま」

貴方が消えてしまうまで

彼は貴方を抱きしめ

その体温を感じていた

この温もりがずっと感じていられたら……






不破雷蔵


「生まれ変わっても一緒がいいね」

そう言った彼は

貴方の手を

固く強く握っていた

きっと一緒だよ






鉢屋三郎


「まだ時間あるんだろ？」

彼の言葉に貴方は

俯いていた顔を上げる

彼は貴方の腕を引き走った

着いたのは貴方と初めて出会った場所だった

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