続き ページ15
黒門伝七
「そんな冗談やめろよ」
貴方に背を向け俯く
後ろを振り返ると
そこには貴方はもういなかった
夕暮れの中彼の声だけが響いた
任暁左吉
「好きなのに」
貴方に聞こえない声で
小さく呟く
意気地無い自分が
悔しくて堪らない
上ノ島一平
「ずっと一緒にいたかった」
服の裾を握りしめ
零れ落ちる涙を拭う
貴方は彼にごめんねとしか
言えなかった
今福彦四郎
「だから、僕の告白断ったの？」
貴方はいずれ
元の世界に戻ると知っていた
だからこそ彼の告白を断った
本当は私も好きだよ
鶴町伏木蔵
「行ってほしくないよ……」
止まる事を知らない彼の涙は
地面へと幾つもの
染みを作る
私だって行きたくないよ
二ノ坪怪士丸
「……またね」
貴方に手を振る彼
貴方が消えてしまうと
彼はその場に崩れ落ち
今まで我慢していたものが溢れた
下坂部平太
「ここにいて」
貴方の手を引っ張り
“お願いだから……”と
消え入りそうな声でそう言った彼
貴方は彼の手に自分の手を重ね
何も言わずに微笑んだ
初島孫次郎
「今までありがとう」
向日葵のような
温かい笑顔で彼はそう言った
貴方の心は自然と満たされていった
ありがとう
続き→←実は未来の人間だった夢主が突然元の時代に戻ることになってみた (全学年)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 153人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「忍たま」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
五月雨@(プロフ) - ずっと見てなくてすみません！リクエスト、素敵に書いていただけて凄く嬉しいです！ありがとうございます！！ (2019年10月28日 20時) (
レス) id: 973fb1bc39 (このIDを非表示/違反報告)
ディアス(プロフ) - 飴松さん» 了解です！更新するまでお待ちください(_ _*) (2019年9月11日 7時) (レス) id: 105da01e4b (このIDを非表示/違反報告)
飴松(プロフ) - ディアスさん» 上級生と二年生お願いします！ (2019年9月10日 18時) (レス) id: 8cf64cda3d (このIDを非表示/違反報告)
ディアス(プロフ) - 飴松さん» ではその2つにしましょう！学年とかはどうしますか？ (2019年9月10日 7時) (レス) id: 105da01e4b (このIDを非表示/違反報告)
飴松(プロフ) - ディアスさん» それいいですね！！！あと、環くんのセリフなら｢言い訳しろっつってんだろ！誤解したまんまじゃん、あんたのこと！｣もいい気がします！第三部あたりのZOOLのセリフもいける気がします！ (2019年9月8日 20時) (レス) id: 8cf64cda3d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ディアス | 作成日時：2019年8月8日 5時
