検索窓
今日:20 hit、昨日:1 hit、合計:2,677 hit

恋バナ ページ43

店「アイスコーヒーお待たせしました」

A「ありがとうございます」


私達は着物屋さんの近くのカフェに来ていた

とても可愛いお店で、とてもオシャレだ

こんな所、銀魂では見たことないから少し新鮮


妙「あなたみたいに若い子がアイスコーヒーなんて珍しいわね」


いえ、あなたも同い年ですけどね


A「それで、なんのお話をするんですか?」

妙「ふふっそれはね、恋バナよ!」

A「こ、恋バナ〜?!」

妙「そう!女子の会話と言ったらこれでしょ!」


いや、恋バナって、好きな人がいたりとか、かっこいい人がいたりする人たちがするものだよね?

私、別にそんな人いないんだけど…


土方さん


え?いや、あの人はそんな人じゃないから!かっこいいって言ってもその、そういう意味じゃないし

だから頭に出てこないでー!


妙「色々考えてるみたいだけど、あなた、恋してるでしょ」

A「え?そ、そんなことない…です」

妙「ふぅん、でも、その顔は恋をしてる顔よ」


怖いよお妙さん

私のこと全て知ってるみたい

私は好きな人なんて

恋なんて


A「失恋は…しましたけど…」

妙「失恋?」


あぁ〜また思い出す

この前も好きじゃないと言ったのに変に意識した


妙「それは、誰に対しての恋だったの?」

A「それは…土方さんです」

妙「あの、マヨラーね」


そう、マヨラー

でも、かっこいいだよ?

芯が通ってて

厳しくて

でも優しくて


恋するには良すぎるくらいの人

そして、私にはもったいない人


妙「土方さんから振られたの?」

A「いえ、ただ叶いそうもなかったから、自分から言ったんです。憧れだったんだって。だから、忘れて欲しいって」

妙「まだ何も言われてないのに?」

A「はい…」


どうしてかな

喋りたくないのに言葉がでてくる


妙「ねぇ、本当に諦めていいの?」

A「だって、あの人にはミツバさんがいるから」

妙「そうやって一歩引くの?」

A「しょうがないんです!」


あの人の好きな人はミツバさんなんだから!


私は痛いほどそれを見てきた

惚れた人を悲しませないようにわざと気持ちを伝えなかったことも

ミツバさんの気持ちを受け取らなかったことも

あの日、病室に行かなかったことも…全てを


かっこよかった

でも苦しかった

それでも彼が好きだから


妙「分かったわ。これから私があなたに恋の仕方を教えてあげる。覚悟しなさい」

A「え?」

恋とは→←プレゼント



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 現代 , 土方十四郎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:風凛 | 作成日時:2019年1月15日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。