告白 ページ27
コンコン
A「土方さん、今お時間いいですか?」
土「え?あ、あぁ」
あきらかに驚いて焦っていた
好きな相手を考えていたところ、邪魔してごめんなさい
でも私もあなたに伝えておきたいことがあるんです
土「なんだ?」
そう言いながら部屋から出てきた土方さんはいつも通りだった
A「土方さん、初めて会った日のこと覚えてますか?」
土「っ!」
その反応は覚えてるね
A「私、あの時土方さんに好きだと言いましたよね?あれ、最初は土方さんへの憧れだったんです。でも、今は違う。私はあなたのことを恋愛的な意味でも好きになりました」
土「っ!れ、恋愛的な意味?」
A「はい。でも気にしないでください。私はあなたたちのことを知っている世界から来ました。だからあなたがミツバさんを好きだったことも今でも愛していることを知っています」
土「っ!ミ、ミツバのことまで知ってんのかよ」
A「はい…でも、私も伝えずに終わりたくない!だから伝えました。あまり深く考えないでください。結ばれないのは分かってますし、ミツバさんを大切に思っているあなたが好きだから。だからこのことは忘れてください。勝手なこと言ってごめんなさい。おやすみなさい」
言ってしまった
もう戻れない
私はその場を走り去った
あれ?なんで泣いてるの?
走る私の頬を暖かい水が通っていった
振られたわけでもない
それでも答えは分かっている
あぁ私の初恋は終わった
もう元の世界に戻りたい
辛くて気まづくていられない
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作者名:風凛 | 作成日時:2019年1月15日 20時