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マサイside




痛い。



身体中が、痛い。




ンダホに飛ばされたから?
管を無理やり引き抜いたから?




いや、違う。





……ンダホの心の痛みが、移ったかな。






『ダホ……ンダホ……』






ぼうっとする。

頭が機能することを拒んでいるような、
水中にいるような、そんな感じ。






「おい、何してんだ。
本当にいい病院なら患者にこんなことさせねえけどな!!


……全部、訴えるぞ?」





『やっとかよ……遅せぇよ、シルク』





俺はンダホみたいに厳重に管理はされていなかったらしくポケットには襲われた日に持っていた物が入ったままだった。


だから携帯でメンバーに連絡をとって俺が先にダホの元に向かったのだ。




モトキ「マサイ!大丈夫……じゃないね」


シルク「モトキはマサイのこと頼む、ダーマは俺とダホを止めに行くぞ。」





本当に頼もしい。

ただ一つだけ心配なことがあった




『ダホに……怪我だけは負わせないでほしい』


シルク「勿論、抑えるけど。万が一のときは勘弁な」


ダーマ「一応モトキは担当医の名前だけ控えといてもらえる?」


モトキ「ダーマイライラしないの。
……控えさせてもらうに決まってるじゃん」


シルク「いやモトキもな」








モトキ「メンバー泣かせるなんて、許せると思う?」








今まで聞いたことない低い声で言うと、
モトキは俺の頬を拭った。


そこで気がついた、俺は泣いていたんだと。





あれ?なんで?





『へっ……?え……なんで……』





そして、涙と共に言葉が溢れ出した。





『なんでッ……俺たちが、こんな目にッ……?』





人にいつ認知されなくなるかも分からない恐怖。

いつ病気に体を侵食されるか分からない不安。




メンバーの中には、化け物扱いされた経験だってあるやつもいる。


俺だって似たようなことを________









シルク「今だけたくさん泣いとけよ、マサイ」









『え?』




シルク「……そんで泣き止んだら

もう二度とそんなこと言わせねえように、笑わせてやっから。

お前も、ダホも、みんなも
普通の人間として、生きていいんだからよ。」









そう言ってシルクはンダホの元へ走って





________しがみついた。









*

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カイ - 感動してます。更新待ってます! (2020年1月11日 20時) (レス) id: 7192b6431b (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - エイジくんの話…書いてくれてありがとうございます… (2019年2月2日 20時) (レス) id: 5083d910a8 (このIDを非表示/違反報告)
?ひまわり?(プロフ) - えいちゃんの話・・・(´TωT`)書いてもらえて嬉しかったです。感動です (2019年1月30日 20時) (レス) id: 19333092ac (このIDを非表示/違反報告)
まちゅ@三度目の正直(プロフ) - エイちゃんの話、感動です(´;ω;`)書いてくれてありがとうございます。 (2019年1月30日 19時) (レス) id: b1133c30ec (このIDを非表示/違反報告)
琳寧冬月(プロフ) - 続き読みたいです!頑張ってください! (2019年1月20日 22時) (レス) id: 9d24b8e5ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てぃろ | 作成日時:2017年7月17日 9時

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