【銀魂】【約束のネバーランド】2

第85話 土方side ページ40

総悟が、万事屋に桜々を迎えに行ってから随分と時間が経った。









万事屋から真選組はそんなに遠くはないので、何者かに襲われているか、あの女がグズっているか･･･。

おそらく後者だろうが。






めんどくせぇが行ってやるか。









そう思って、探し始めたが意外とすぐ見つかった。


しかし、遠くからでもわかる殺気に思わず顔を顰める。







この殺気は、総悟？





近づいてみると、案の定総悟のものでその目は怒り狂っていた。









俺が、ミツバの婚約者の取引に行くことを告げたあの日と同じ目だった。









俺は、直感でわかった。









あの女、ミツバのことで何か言ったな、と。









じゃなければ、総悟があんなに怒ることもないだろう。








総悟を制して今にも始まりそうだった戦闘を止めるが、桜々に反省の色は浮かべず、それどころかミツバのことを言ったことさえも忘れているかのような顔をしていた。









これは、完全に私情になってしまうが俺もどうしても許すことが出来なかった。









近藤さんには申し訳ねぇが、俺は桜々の手帳を斬りそして言い放った。









土「真選組一番隊副隊長桜々殿。今日をもって真選組から解雇する。」









もっと喚いて拒否するかと思っていたが、桜々は泣きそうな顔で笑って去っていった。

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