第77話 ページ32
「話が逸れますが・・・ママは私たちを鬼たちに渡す時、表向きでは里子に出すと言っていました。
そして、裏では『出荷』と言っていたんです。
「出荷は6歳から最長で12歳まで。
順番はテストのスコアの低い順からでした。
「私ですか?もちろん300点満点、フルスコアです。
あはは、意外ですか?余談ですが、私と同い年の子は他にも3人いて、禅院フルスコアだったんです。
そのおかげで、鬼たちからは評判がよく『特上』と呼ばれていました。
「え?いやいや、まさか。鬼の存在に気づいたのは11歳の時ですよ。
色々あって妹の出荷の現場を見てしまったんです。
「それから私たちはハウスを抜け出すため脱獄の計画を立て始めました。
・・・途中しくじって一人失いましたが、私たちは無事ハウスを脱出することができたんです。
「いえ、全員ではありません。
出荷は6歳からなので、私たちは脱獄して二年で戻ってきて解放することを約束して4歳から下は置いていきました。
「それから二年間は、とにかく必死でした。
食べる物、寝る所はちゃんと食用児の味方である人が用意してくれていたので衣食住に困ることはありませんでしたが。
「ん?あぁ。ハウスの中には私たちの味方が残したヒントが散りばめられていたんです。
そのヒントを見つけ、その人の元に行くために私たちは脱獄したんです。
「そしてようやく人間の住む世界への入口を見つけたんです。
でも、邪魔するように敵が襲いかかってきました。・・・いや、鬼ではないです。鬼側の人間です。
約束を決めた人間の祖先ですね。彼らは、鬼と同様にハウスの外で生活をしていたんです。
「私たちの住んでいたシェルターは奴らに破壊され、大切な仲間たちも失いました。絶望していた私は、背後から迫ってくる敵に気づくことが出来ず、頭を殴られ・・・
「気がついたらこの街にいました。
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オン眉 - リクエスト答えてくれてありがとうございましした。とても面白かったです。パート3も見ます!頑張ってください!! (2019年5月1日 18時) (レス) id: 82892bbe16 (このIDを非表示/違反報告)
クロミ様(プロフ) - しゅかさん、コメントありがとうございます!シリーズ2回も見てくれたなんて・・本当に感謝しかないです!ありがとうございました!! (2019年5月1日 11時) (レス) id: ff5427157d (このIDを非表示/違反報告)
クロミ様(プロフ) - 冬にアイス2個食べるさん、2回も確認してくれているなんてとても嬉しいです!これからも見て貰えるとありがたいです! (2019年5月1日 11時) (レス) id: ff5427157d (このIDを非表示/違反報告)
クロミ様(プロフ) - 7214さんコメントありがとうございます!自己満足で作っている話をそう言って貰えてすごく嬉しいです! (2019年5月1日 11時) (レス) id: ff5427157d (このIDを非表示/違反報告)
クロミ様(プロフ) - MIRAIさんありがとうございます!そう言って貰えてとても励みになってます! (2019年5月1日 11時) (レス) id: ff5427157d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クロミ様 | 作成日時:2019年4月13日 17時