【銀魂】【約束のネバーランド】2

第61話 ページ16

あの後、怒りに身を任せ暴れまくっていた私を旦那達は割とガチで必死に止めていた、らしい。









(怒りで記憶がないとか言えない。)









落ち着いた私は、とりあえず屯所に帰ることにする。




早くふかふかの布団で眠りたい･･･！！！









ーーーその時、私は忘れていた。








自分のものか相手のものか分からなくなっているほど血塗れになった花魁の衣装。




そして、誰一人として思い出すことなく投げ捨てられている私の隊服。




戦闘後のせいか、アドレナリンが出て全く痛みがない大量の生傷。









朝早かったこともあって、誰にも会わないまま着々と屯所への道を歩いていく。









たった1日しか離れて(？)いなかっただけなのに、とても懐かしく感じる。









あの戦闘した後だったら全てが平和に見えてくるよ、うん。









ようやくたどり着いた。








今考えてみれば、おかしい所は沢山あった。









いつも居るはずの門番がいない。








静まり返っている屯所内。








朝練の声すら聞こえてこない。









しかし、安心しきっていた私はそれに気づくことなく地獄に足を踏み入れた。

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