【銀魂】【約束のネバーランド】

第26話 ↓ ページ27

土「あいつって、桜々のことか？」





沖「そうでさァ。



普通ならこんな距離じゃ避けることは不可能に違いはず。

でも、あいつは避けた。それも余裕を持って。」






土「たまたまじゃねぇのか？」





俺は首を横に振る。






沖「バズーカは時速３００km。


たまたま避けられる速さじゃねェ。
ということは、たまたまなんかではなくしっかりと見て避けきったということになりやす。





土方さん、あいつは何者何ですかねィ？」






土方は、ポケットから煙草を取りだし咥えて火をつける。





土「･･･さァな。


実は、俺もあいつの正体が気になって山崎に探らせてみたんだ。」





沖「へェ。それで、結果は？」






土「何も出てこなかった。」






沖「･･･え？」





予想外の答えに間抜けな声を出してしまった。



だか、そんなことを気にする気持ちはなかった。

何も出てこなった、それはつまり･･･






土「名前、出身地、年齢、家族構成･･･。



普通なら何かしら出てきてもいいはずなのによォ、あいつの情報は何一つ出てこなった。」







そいつは、まるで･･･








土「まるで、この世にいねぇみたいに。」

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