その涙を拭いたい (ページ6)

今日:10 hit、昨日:1 hit、合計:370,996 hit

5話ページ6

ーーーーーーーー

廉side

次の日の朝、起きてみるとやっぱり紫耀は隣にいなくて
ズキリと胸が痛むけど、いつもの事だからと自分に言い聞かせる

今日は5人での仕事があるから切り替えんと。
メンバーは俺と紫耀の事は知らんし、私情を仕事に持ち込む訳にはいかんから

そう考えながらササッと支度をし、迎えに来たマネージャーさんの車に乗り込んだ

現場に着き、楽屋までの道のりを歩く
何だか今日は、いつもズキズキと痛むだけの目元が
熱を持っている様な感覚で、軽く目眩がする
なんなんやろう、この痛みは..
行った病院があかんかったんかな？
違う病院行こうかな..

「れーーーーん！」

後ろから名前を呼ばれ、振り返り笑顔になる

廉「優太、おはよ。朝から元気やな。笑」

岸「おはよ！いやー、5人での仕事久しぶりだからさ！ちょっとテンション上がっちまって！」

廉「久しぶりって言うてもそんな久しぶりでもないやん。笑」

岸「そうだっけー？」

優太は俺の癒しや。一緒におるだけで笑顔になれる
2人並んで話しながら歩いていると..

岸「ーーー..？」

優太がいきなり立ち止まり、俺の顔を凝視してくる

廉「そんでなー？って優太聞いてる？」

岸「いやー、ああ、うん？」

廉「聞いてへんやん。どうしたん？何か俺の顔についてる？」

岸「いや、何か今一瞬...」

岸「廉の目が金色になった様に見えてさ..」

ーーーーーーーー

お気に入り、評価等ありがとうございます！
始めたばかりで順位がついて本当に嬉しいです！
手探りでやっておりますがあたたかい目で見て頂けたらと思います...！

.