【夏油傑】初めまして、結婚して欲しい

9 hearts ページ9

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荷物から制服を見つけて、
いそいそと着替えた。
部屋の外はしばらく静かだったけど、
そのうち電話を掛けているのか話し声がする。

そして、少し怒っている様子。

ほんの少しだけ、と聞き耳を立てた。



「私を騙したね？悟。
未成年までは許すとして、
私は彼女が高校生とは聞いてないんだが」




少し間を置いて、
傑のため息が聞こえた。

私が高校生だったのが
子供だったのが、
そんなに嫌だったのか。




「私は彼女を学校に送ってから行くよ。
それじゃあ、よろしく」



電話が終わった。
傑が私の部屋の方に
向かってきている気がする。

すぐに、コンコン、と
ドアをノックして傑が声を掛けてくる。



「朝はどうする？」

「要らない。
どうせ、行って2時間ぐらいで昼だし」

「了解。
準備が済んだら、私が送るから」

「…」




バッグを見つけて
教科書を詰め込んで、
スマホを見る。
現在時刻は9:05
学校までの距離的に
1時限と2時限は受けられなさそう。

スマホの通知欄を見て、
何百十件とメッセージの受信を受けている。



「面倒臭」



と吐き捨てて、
スマホの画面を閉じ部屋を出た。




.作者
ﾋﾝ、順位がっ…♡♡♡
ﾀﾏﾋｭﾝだこれは…♡♡

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