【夏油傑】初めまして、結婚して欲しい

48 hearts ページ48

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あっという間に年も開けて、
私は傑と婚姻届を役所に提出し、
私と傑は本当に夫婦になった。




「……もう少しで誕生日だったね、A」

「待てる？」

「待つよ、高校卒業もね」




彼はそうして微笑む。
だけど、ずっと気掛かりなことがあった。
政略結婚の時に課された私と傑の義務。



子供を作ること。





「傑、政略結婚のときの話……

色々と大丈夫…なの？」

「まぁ……君が欲しいと言うならでいいよ」




どうにかなった時は、悟に頼むから、
て優しく微笑んだ。
そしてそんなことより、
と彼は続けて言う。




「結婚式のことを決めないとね。
今日はドレスの試着だったかな」





楽しみだよ、
嬉しそうに言って、私の手を引いた。






政略結婚、幸せですか？

私の答えはいいえ。
でも全て幸せじゃなかったわけじゃない。
これは私だけの考え。



世の中には2番目に好きな人と
結婚すると幸せになる、
なんて言う人もいるみたいだけど、
私は1番好きな人と結婚するのがいい。




2番目なんて、元々いないけどね。




きっと、これからも辛いこともあると思うけど、
政略結婚を通した私と傑ならなんでも
乗り越えられるんじゃないかって思ってる。
どんな障壁も乗り越えよう。

私が気にしてる年齢差も、全部。




「傑、＿＿＿＿＿＿＿」




_Fin_


作者:完結するの慣れてないからわかんねぇ〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥♥

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