言霊ぱーとfive

206話 深澤 ページ9

深澤side

黒「阿部先輩が死ぬ…？」

紫「っ！」

何か方法は…
こうやって考えてる間にも阿部は弱っている…
考えろ…

紫「あ」

青「何か方法があるの!?」

紫「…いや…でも…」

これは…

先生「深澤」
「何か1つでも阿部を救える方法があるのなら教えろ」
「それが本当に大変な事でも何もしないで阿部が死ぬよりかはまだマシだ」

紫「！」

確かにそうだ…
よし…

紫「康二」

橙「え…？」

紫「お前の…力で…」
「この怪我を治してくれ…」

黒白「！？」

先生「力で…？」
「治せるのか？」

康二は言霊を隠している
そんなこと知っているさ
だから
この言葉を選んだ
隠し続けないといけないなら無理だって言えば済む
俺も誰も責めない
でも…俺だって望みくらい持ってもいいだろ

橙「…分かったわ」

紫「！」

康二…！

橙「周りには誰もおらんよな？」

白「居ないよ」

黒「こっちにも」

先生「何をやるんだ？」

黄「？」

説明は後だ
お願い、頑張れ

橙『阿部先輩の傷』
『治れ』

黄「目の色が！」

先生「向井…？」

康二が言った後
あんなにあちこちにあった阿部の傷が全て綺麗に治っていった

赤「言霊にはそんなことも出来るんだ」

青「こりゃ、驚きだな」

先生黄「？？？」

説明するか…？

橙「説明は後でや」
「照にい、阿部先輩を保健室に！」

黄「！」
「おう！」

先生「！」
「俺は学園長先生に特別クラスBの体力テストの事を報告してくるから」
「お前らは教室に行ってろ」

スノ-桃緑「はい」

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