story418 差し入れ ページ39
「あぁ それなら違うよ」
リカ&塔子「「は！？」」
「征矢とは 二ヶ月くらいかな？」
リカ「えー！？あんたら 付き合っとん！？」
リカが立ち上がり言った
「違うよ！二ヶ月前から知り合いなの！！」
私も思わず立ち上がって言った
リカ「あぁ そうなんか
紛らわしい言い方すんなや！！」
「早とちりしたの リカでしょ！」
塔子「まぁまぁ 2人とも落ち着いて…;」
私たちは塔子に宥められ 座った
リカ「やったら 風丸は？」
「なんで 急に風丸の話するの」
リカ「んなもん 聞くに決まっとるやろ この流れ」
塔子「リカはタイミングを図ってたのか！」
リカ「せや！」
塔子「話し始めた時に聞かなかったから
疑問だったんだよ」
リカ「ほんで！？どーなん！？」
「どうって特には…」
リカ「んなわけないやろ！」
「そんなに話してないし」
リカ「なんでや！」
「なんでって言われても」
飛鷹「葉月」
「うわっ びっくりした」
振り返ると私の斜め後ろに
マグカップとコーヒーポットを持った
征矢が立っていた
飛鷹「悪い ほら コーヒー」
「ありがと」
征矢は私たちのマグカップにコーヒーを注いだ
リカ「おおきに」
塔子「ありがとう！」
征矢は小さく会釈すると
コーヒーポットを置いて食堂を後にした
塔子「飛鷹 見た目はちょっと不良っぽくて
近寄り難いけど 良い奴そうだな！」
リカ「ほんまやで
今どきロン毛のリーゼントなんて びっくりしたわ」
「ははは そうだね」
その後 再び私たちは この3ヶ月
それぞれどう過ごしていたかなどを話した
塔子達を見送った後 私は自室に向かった
すると不動の部屋から物音がした
ボールが壁に当たる音
そっか 不動 部屋の中でも練習してるんだね
私はなんだか晴れやかな気持ちになって
食堂にトンボ帰りした
ーーー
コンコンコン
「いーれーてー！」
ガラガラ！
扉を開けた人はちょっと不機嫌だった
？？「なんだよ」
「頑張ってる不動くんに差し入れ！」
私は持っていたドリンクを渡した。
不動「なんだこれ」
「私が作ったドリンク！飲んでみて！」
不動は訝しげにしていたが
私が目力で飲んで！と言っているのを感じ取り
不動はおそるおそるそれを飲んだ
「どう！？」
不動「悪くない」
「良かった！
いつもの具材がなくて苦労したんだよね
これで征矢にも渡せるよ」
不動「！おまえ！毒味させやがったな！」
「ち 違うよ！自分で味見したもん！
ちょっと自信がなかったんだけ！！」
story419 ある種のギャップ→←story417 復活や！
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作者名：風原 澪羅 | 作成日時：2019年2月16日 1時
