story414 練習禁止令 ページ35
飛鷹「そうか
進捗状況と言っても前と変わらん」
「そうみたいね」
飛鷹「今日もボールに触れなかったからな…」
「トビー…まぁ 最初はそんなもんよ
グレずにここでこうやって努力してる
それが大事だよ」
飛鷹「あぁ」
トビーはそう言うと再び特訓に戻った
「そう言えば オヤジは？」
飛鷹「店じまいしてくると仰ってた」
「あーね」
〜♪
「メールだ オヤジ？」
『円堂たちが来た
飛鷹の練習を見てやってくれ』
「OKっと」
飛鷹「響木さんはなんて？」
「店に円堂たちが来てるらしくて
トビーの練習見てやってくれって言われた」
飛鷹「そうか」
そして トビーは特訓を続け私はその姿を見てた
円堂たちが帰った後に
昨日と同じように雷雷軒で夜ご飯を食べた
今日はオヤジの作った料理だ
トビーはまた髪を下ろしたので
少し弄りながら オヤジの料理を食べ
お皿洗いを手伝ったあと 昨日と同じように
学校へ戻り お風呂に入って 就寝した
翌日の朝ごはんも
昨日と同じように朝ごはん作りを手伝い
選手の健康状態をチェックした
何となく リュウジと壁山が心配ではあるが
2人とも体の方は健康だと思われた
多分 何かしらの心の問題であると思う
さらに 不動に対する不信感なるものが
少しだけ感じとれる
まぁ あの性格だしな…
何かきっかけさえあれば
彼に対する態度も変わるし
彼の態度も少し変わると思われる
本日の練習内容も
昨日とほぼ変わらなかったが
リュウジと壁山 不動の心配事が
少しだけ大きくなっただけだった
その次の日は
壁山が練習に出てこないプチ事件が起きたが
円堂が声をかけ やる気を出した壁山が奮闘して
練習をしたこと以外は前日と変わらなかった
さらに次の日は
アジア予選の組み合わせ抽選会の日だった
この日はトビーの特訓もお休みで
私たち全員が食堂のテレビの前で
抽選会の様子を食い入るように見ていた
そして 初戦の相手が決まった
オーストラリア代表 ビッグウェーブス
優勝候補と名高いこのチームを相手に
初戦の相手にとって不足なしと
円堂のかけ声に合わせ 気合いを入れ直した
翌日
そんな彼らに久遠監督は衝撃の一言を述べた
久遠監督「本日から初戦まで
グラウンドでの練習を禁止する」
「「えぇ！？！？」」
円堂「練習禁止！？」
久遠監督「オーストラリア戦まで
一切 合宿場から出ることは許さない」
鬼道「久遠監督 どういうことですか！」
久遠監督「言葉通りだ」
鬼道が説得したが彼らは自室に戻された
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作者名：風原 澪羅 | 作成日時：2019年2月16日 1時
