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「はぁ、なんで私だけなのよ」
クラス全員分の重い重いノートを職員室の前まで運んだ。
同じ係りの子 部活があるからとか言って、どっか行っちゃったから 一人で運んだ。
重すぎたぁぁぁ…
腕痺れるよぉ…
「おー、日野。ありがとうな、」
「あ、先生」
「あれ？一人だったけか？」
「なんか、部活があるみたいで…」
「おーそっかそっか。
お疲れさん、」
先生にノートを渡して やっと帰宅
今日は水曜日だから 部活はない。
まあ、図書室からパソコン持ってきて 部室で作品作りしててもいいんだけど、今日はきっと中島先輩も菊池先輩もいないだろうから、諦める。
あ…
でも、少し寄って行こうかな…
ちょうど 職員室が2階でその真下が部室だったから ついでに寄ってみることにした。
鍵、空いてるかなぁ…
空いてないか。
ドアに手をかけ、90度横にひねると…
カチャ
「開いた………」
あれ、最後に使った日 鍵閉め忘れたっけ？
いや、でも最後は 必ず中島先輩が確認してから帰ってるから 忘れるなんてことはないはず…
ってことは………
「…菊池先輩………」
風磨「…、」
パソコンで作業をしていた菊池先輩が私の存在に気づき、顔をあげた。
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作者名：ゆう | 作成日時：2020年11月21日 21時
