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7話 本来の勧誘理由! ~安形side~ ページ8

安形「ふぁ〜…」

やっぱり、机に足を置いて寝る、
この定位置は最高だぜ…

なんの仕事もしないが、たまに
この生徒会室でのんびりしたくなる。

朝は大抵、誰も来ない。

だから俺は、自由にできr…

ガラガラガラ…

校長「あぁ、安形くん、
やはり君はここにいたかね」

俺は、ゆっくり片目だけ開ける。

安形「あ、おはようございます。」

すぐに姿勢を直し、校長に近寄る。

校長「君に少し、お願いがある」

そう、校長が言い終わった後、
ドアから年配の女性が現れた。


その女性は、
今日、編入してくる子の祖母だそうだ。
編入生の名前は、可憐。
海外の頭の良いフェアリーハイスクールからの
編入生で、今は一人暮しだそうだ。

そしてその子は、ある問題を
抱えているという。それは…


校長「話してください。きっと
安形くんは力になってくれますから。」

安形「出来る限りのことは、します。」

祖母「はい………。
……実は、可憐を産んだ私の娘が、
数年前にある事情で可憐を育てられなくなり
可憐の父が可憐のためにと
新しい人と再婚したのですが、
その人から虐待を受けまして…
もう、離婚はしたんですが…
他にもあの子は…学校の友達関係のことでも
少しの問題があったようで…
それが、同じ時期に起きてしまって…」

編入生の祖母は、泣きながら話していた。

辛いのだろう。俺には分からないが。

だが、そういう生徒も少なくはないだろう。

なんとかなりそうだ。

ただ少し、違和感を覚えた。

なにか…大事なことを避けて話しているな…

祖母「日本には、可憐の里親はいないので
大丈夫だと思うのですが…
あの子が友達をきちんと作れるかどうか…
私はとても心配なのです…。」

泣きながらほとんど全てを話し終えた祖母は
とても不安な顔をして、帰っていった。

その後で校長から話があった。

校長「編入生の可憐さんには
この学校で楽しく過ごしてもらいたい。
だから、彼女を生徒会に
勧誘してくれないかね?
先程も説明した通り、海外の
頭の良い学校から来ている。君達の
足を引っ張ることはないだろう。
生徒会の皆ならきっと可憐さんを
楽しい学校生活に導いてくれると思うんだ。
もちろん、入れるかどうかは
君が決めていい。ただ検討してみてくれ」

校長にしては、意外な提案だった。

安形「はい、分かりました」

そう言い、俺は自分の教室に向かった。

はぁ、めんどくせぇーことになったな…

8話 スケット団!→←6話 勧誘理由!



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作者名:可憐 | 作成日時:2014年9月6日 21時

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