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42話 梅雨前線! ページ43

葵「はぁー、今日も雨かぁー。
髪の毛まとまらんっ。
あぁー、むかつくぅ( ̄^ ̄)」

外は連日大雨。

なんせ梅雨ですから。

あの運動会から早数週間。
日本の季節は衣替えを始めた。

あ「ほーんと、いつまで降るんだろーね?
見飽きちゃった笑」

葵「なに可愛いこと言ってんのー?
『くそ見飽きた』とかでいいじゃん笑」

あ「レディーが“くそ”とか言わないの笑」

ボ「あ、あのぉー…
お話し中失礼します…」

葵「ん、ボッスンじゃん。なに?」

ボ「可憐さん、今日の小テストn…痛いっやめてっ」

葵「なんで、私に聞かないんだい?ん?」

あ「まぁまぁ笑
今日は15ページのところからだよ。」

ボ「ありがとっ!あーあー
可憐はこんなに優しいのに
どうして葵は暴力ふるかなー」

葵「うん、とりあえず黙ろうか。」

葵のパンチが
ボッスンの鳩尾《みぞおち》に決まる。

ボ「ぃ゛…」

ボッスン、KO。

あ「葵、やりすぎだって。笑」

葵「私の力思い知らせてやらないと笑」

ボ「くっ…いいもんっ!
俺はそーゆー卑怯な、
手を出して勝つようなことはしないもんねー」

葵「ん?」

ボ「もうすぐ期末テストだから、
俺はそこで見下してやるぜっ!
へっ!今に見てろよ!」

葵「えっ!?期末!?もう!?
この前、中間テストだったじゃん!?」

あ「…もしかして今、気付いたとか?
期末まで2週間きってるよ?」

葵「う…うそ!?!?
可憐っ…! 私を助けて!
へるぷみー!」

ボ「いーやっ、だめだねー!
俺が教えてもらうんだからー」

葵「わたしだってば!」

ボ「俺っ!」

葵「わたしっ!!」

ボ「俺っ!!!」

あ「2人でやれば?
私、テスト1週間前まで部活あるし」

葵&ボ「えーーーーーーーーー!?」

―――放課後―――

葵「だーかーらー!
なんでもかんでも因数分解するなっ」

ボ「だって因数分解できるじゃん」

葵「それやったら、
またややこしくなるでしょ!?
ここは、ほら、この公式を使って…」

なんだかんだ一緒に勉強してる( ´∀`)

ケンカするほど仲が良い…か。

仲が良い…ね…

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作者名:可憐 | 作成日時:2014年9月6日 21時

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