394. ゼロの執行人 ページ44
【コナンside】
?「お探しの物はこれかな?」
安室さんの背後から突然聞こえた声に驚く
その人物が持っているスマホの画面には、日常生活では目にしない物______まさに今頼もうとしていた、爆薬と思われるものが映っていた
安室「なんでここに…」
安室さんも一瞬驚いたが、その反応からしてこの人物のことを知っているんだろう
?「こうなることを予期して準備しておいたんだ。勿論この爆薬は足はつかない…廃棄期限が迫ってて1番大きいの貰ってきたからね」
明らかな違法作業…公安警察か…?
安室「…よくこんなこと予測できたな」
?「勿論俺の案じゃないけどね」
安室「フッ…やっぱり…
.
.
.
.
.
.
.
.
___このタイミングで“公安警察に復帰した”のは“樹君の案”だったんだな…“ヒロ”」
ヒロ…?
それにしても今、聞き慣れた人物の名前が出てきた
高宮さん、この人と繋がりがあるのか…?
というか“公安警察に復帰した”って…
景光「ハハッ、やっぱバレバレだな、ゼロには」
この感じからすると、安室さんとはとても親しそうな人物だ
「感動の再会はそれくらいにして…そろそろ大気圏に突入する頃だよ、ゼロさん」
コナン「!?高…樹兄ちゃん!」
あぶね、突然の高宮さんの登場に驚き、普通に高宮さんて言いそうになった
コナンの姿で高宮さんって言うのは違和感ありまくりだしな…
景光「そうだな、小さな探偵君への自己紹介は後にして…」
そういうと“ヒロ”と呼ばれた人物は、安室さんにスマホを投げ渡した
景光「頼んだぞ…ゼロ!」
安室「!…ああ」
___
爆弾を掴んだドローンは、元太達少年探偵団によって操縦される
子供達には勿論中身が爆弾だとは伝えておらず、“はくちょう”のカプセルを近くで撮影するという目的で操縦している
そのドローンとカプセルの距離が表示されたスマホを見て、表示されたカーソルがピッタリと重なった瞬間、安室さんは通話ボタンを押す
同時に爆発が起こり、開かない可能性があると言われたパラシュートが開いてカプセルは飛んで行った
景光「成功…したみたいだな」
樹「みたいだね」
その後すぐに安室さんの部下である公安警察がやってきた
公安刑事「降谷さん…逮捕、連行します!」
コナン「待って…!」
俺は日下部検事に、羽場さんが映っているスマホの画面を見せた
765人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:湊 | 作成日時:2022年5月29日 11時