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393. ゼロの執行人 ページ43

【No side】


羽場二三一は生きていた



その本人は今、警視庁のヘリポートのライブ映像で、コナンのスマホの画面に映っていた



そして、羽場は日下部を説得する



羽場〔日下部さん、変更したコードを教えてください!!〕



日下部「!?」



安室「あそこに落ちれば、羽場も無傷じゃいられない!」



日下部「汚いぞ…これが公安警察のやり方か!!」



そうこうしている間にも、“はくちょう”はまもなく大気圏に突入してしまう



羽場〔日下部さん…それが、私の信じたあなたの正義なんですか?〕



その言葉に涙を流した日下部検事は、覚悟を決めたように口を開く



日下部「NAZUに不正アクセスして変更したコードは___」



日下部検事から聞き出したコードは、安室と会話していた風見を通じてNAZUに伝えられる



だが…



降谷「何っ!?ブラックアウト!?」



風見〔はい!大気圏突入後の、5分程の短い時間です!〕



その間はプラズマが発生するため、通信状態が保てず確実に軌道が修正されたかがわからない上に、パラシュートが開かない可能性もあるのだという



それを聞いた日下部検事は走り出した



日下部「羽場を早く、あそこから避難させてくれ!!」


___


ヘリポートに着いた日下部検事は周りを見渡すも、そこに羽場の姿はなかった



日下部「どういうことだ?」



降谷「彼はここにはいない」



日下部「だ…だが、携帯では確かに…」



降谷「あなたが見ていたのは合成映像だ。ドローンで撮影した映像を使って、あたかも警視庁のヘリポートにいるように合成したんだ…
彼は今、安全な場所にいる」



日下部「そうか…」



それを聞いた日下部検事はホッとするが、問題が解決したわけではない



コナン「安室さん、軌道修正できてないとしたら、落下位置はやっぱり…」



安室「ああ…4mを超えるカプセルが、秒速10キロ以上のスピードでここに落ちてくる…」



コナン「安室さんなら、いますぐ爆薬を手に入れられる?」



安室「耐熱カプセルを破壊するつもりか…」



コナン「いや…太平洋まで軌道を変えられるだけの爆薬だよ」



安室「!なんて事、考えるんだ…
風見、至急動いt((?「お探しの物はこれかな?」!?」



安室の言葉を遮り、背後からとある人物が姿を現した

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作者名: | 作成日時:2022年5月29日 11時

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