【名探偵コナン】顔広すぎだよ、いくつの顔？ Part8 (ページ37)

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387. ゼロの執行人ページ37

【樹side】

降谷「…わかった、今回はとりあえず諦めよう」

…“今回は”…？

次回があるのかな？？

樹「そうだ、監視といえばさ、ゼロさんコナンのこと監視してるでしょ？だから捜査会議の内容を盗聴してること気づいたんだよね？」

降谷「毛利さんが巻き込まれているとすれば、彼は自動的に協力者になってくれる。そうすれば彼の本気の力を借りれるからね」

それが小五郎おじさんを容疑者にした理由か、やっぱりね

降谷「君のことも協力者に…と思ったけど、難しいようだしね」

樹「“協力者”って関係じゃなく、ただの“降谷さん”からの“頼み”なら、喜んで引き受けるけどね」

降谷「！」

樹「…さてと、まあ無駄話はこれくらいにして…」

降谷「(結構重要な話だったんだが)」

樹「今回の事件のことだけd…((ﾋﾟﾘﾘﾘﾘﾘｯ…ﾋﾟﾘﾘﾘﾘﾘｯ…」

言いかけた時、タイミングが良いのか悪いのか、俺のスマホに連絡が来た

電話の相手は…お、ハギさんだ

樹「もしもし？捜査会議してる筈なのに電話してくるってことは、テロでも起きたかな？」

萩原〔え
(いやいや待て待て、そもそもなんで捜査会議中なの知ってんの？？)
テロというか…都内で今よくわからないことが起きてるんだ〕

樹「国際会議場の爆破…それこそが、このテロの最初だったんだよ。今回のこれは全て“IoTテロ”」

降谷「！まさか…！
(なんて子だ…)」

萩原〔IoTテロ！？てことはネット接続を切れば…！〕

樹「そう。
まず国際会議場で、犯人はIoT圧力ポットを発火物としてサミット会場を爆破。
次に…というかまさに今、犯人はネットにアクセスできる電化製品を無差別に暴走させてる。
そしてこれだけの情報が揃えば小五郎おじさんの無実は証明できるよ、なんたっておじさんは今、携帯の操作なんてできる筈がないんだからね…」

家族との連絡さえもできない状態で、無理な話であるのは明確

萩原〔じゃあ…！〕

樹「けど、日時さえ設定しておけば拘束された後でもテロを起こすことは可能…サーバーを辿ってアクセス先がわかれば、おじさんの容疑はむしろ決定的になってしまう可能性がある」

まあ、事件化には成功したから大丈夫だよね？ゼロさん？