【名探偵コナン】顔広すぎだよ、いくつの顔？ Part8 (ページ32)

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382. ゼロの執行人ページ32

【No side】

風見〔何か引っかかる、何かおかしいで、これだけの捜査員が動くと思いますか？〕

樹「…高圧的だなぁ…風見さん…いや、公安警察」

一方、捜査会議を盗聴している人物が1人

樹「高圧ケーブル…か…」

「ちょっと樹、邪魔するなら帰ってくれない？」

樹「ごめんってミナミ。でもミナミの力を借りたい」

「力借りたいって言ってる人が、こんな朝早くから訪ねてきて、それも朝食まで食べてくってどういうことよ？」

樹「今家に1人だからさー」

「…」

樹の態度には何も言えないのであった

樹「あ、そうだ。
現場にあった爆弾と思われる物の飛び散った破片…これ、正体突き止めてくれない？」

「ハァ？そんなこと簡単に言わないでよ…！それに私が得意なのは組み立てる方じゃなくて作る方((樹「毛利小五郎が送検される」！…毛利さんの…」

樹「やってくれる？」

「…わかったわよ。1時間ちょうだい」

樹「俺はその間、作戦でも考えとくよ」

「…勝手にすれば」

______

そして1時間も経たない頃…

「IoT圧力ポット…爆発物の正体はこれね」

樹「！！…そういうことか…」

「どういうことよ？」

樹「IoT家電…スマホから圧力、温度、時間を設定するだけで調理ができる…それを上手く使えば______((ﾋﾟﾘﾘﾘﾘｯ…ﾋﾟﾘﾘﾘﾘｯ…」

突然樹のスマホが鳴り響く

電話の相手はコナンだった

樹「もしもし？どうしたのコナン、こんな朝早くから……え？弁護士の橘境子について調べてくれって…その人小五郎おじさんの弁護してくれるんじゃないの？…えっ、公安事件担当しててしかも勝率ゼロ？？」

「…
(そんな人に頼んで大丈夫なの…)」

電話を終えた樹は座っていた椅子から立ち上がった

樹「ってことで、ホームズ君からハッキング(情報収集)の依頼が来たから、俺はそろそろ帰るね」

「…自由ねホント」

樹「ハハッ…
…けど、やっぱ持つべきものは“南城日菜”だねぇ」

南城「これ以上見え透いたご機嫌取りしなくていいからさっさと帰ってくれる？
というか聞こうと思ってたけど、修学旅行の時のあの態度なんなの？」

樹「…ホームズ君にはまだ、ミナミとの関係知られるのはちょっと早いかなぁってさ」

南城「意外…“あの事件”のこと…知らないの？」

樹「…多分？」