検索窓
今日:3 hit、昨日:12 hit、合計:114,850 hit

224. 純黒の悪夢 ページ24

【ギムレットside】


キュラソーと走りながら話していたら建設中エリアに到着した



キュラソーは迷うことなくクレーン車の運転席に座り、俺が隣に座り込んだ瞬間に発進した



ノースホイールは未だ転がり続けているが、さっき一瞬動きが止まったようにも感じたからコナンが何かしらやってくれたんだろう



まあまだ動いてるから危機には変わりないけどな!



ギムレット「!やっぱまだいたかよ…!!」



ゴンドラの中には子供達、哀ちゃんの姿が見えた



ふと視線を変えれば、キュラソーの手にはイルカのキーホルダーが握られていた



子供達にもらった…のかな?



組織で黒として生きていればあまり見ないようなことだ



もしこの観覧車を止められなかったら子供達だけじゃない…水族館にいる大勢の命を救えなかったことになる



せめて一歩でも…キュラソーを白に近づけてやる…!



キュラソー&ギムレット「「止まれぇぇぇぇぇっ!!!」」



クレーン車VS観覧車という謎の光景



だが当たり前だが、観覧車の方がまだ力は強い



ギリギリで耐えてはいるが…いつ潰されてもおかしくない



クレーン車の屋根が落っこちてきそうになったその瞬間___



ギムレット「キュラソー!!」



俺は窓ガラスを叩き割り、キュラソーを抱えてクレーン車から飛び降りた



地面に降り立つ瞬間に俺達が乗っていたクレーン車は爆発し、爆風で更に後ろまで吹き飛ぶ



ズザァァァッ!))



ギムレット「痛ってぇ…擦り傷めっちゃできただろこれ…
!キュラソー!!しっかりしろ!おい!」



肩を揺すって呼びかければ、少ししてから目を覚ました



だがもはや出血多量どころの騒ぎではないようだ



警察病院…?いや、この混乱の中じゃいくら救急車でも間に合わない…それにその後、キュラソーは確実に警察に行くことになる…俺のバイクで行ったって同じことだ、むしろ遅い



さっき約束云々言っていたが、そんなことよりも今はキュラソーの人命救助の方が優先だ…そうしなければ聞きたいことも聞けない



ギムレット「観覧車より向こうに行けば、恐らく今は誰もいない。光がない上にこの騒ぎとなれば、俺の知り合いがこっそり来られる絶好の場所だ」



そうと決まれば俺はキュラソーに肩を貸しながら観覧車の向こう側へと歩いた

225. 純黒の悪夢→←223. 純黒の悪夢



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (120 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
514人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - hutoさん» ありがとうございます頑張ります!そんな嬉しいお言葉を頂けるとは…(泣)これはテスト死ぬ程頑張らねば! (2021年10月9日 21時) (レス) id: ef148efd04 (このIDを非表示/違反報告)
huto(プロフ) - テスト頑張ってください!次の更新までpart1から見返します (2021年10月8日 20時) (レス) @page32 id: adbf76b9c4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2021年8月15日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。