蝶と花と蜘蛛【黒子テツヤ】【赤司征十郎】

24花 ページ27

桃「辛いなら素直になればいいのに」

黒「そんな簡単な話じゃないです、
赤司くんとの過去がなければ
ちゃんと素直になっていられましたよ」

桃「ずっと気になってたんだけどさ、
テツくんがそんなに赤司くんのこと敬っているのなんで？？」

黒「それは内緒です」

桃「…。いいの、？Aちゃんのこと…

好きなんでしょ？」

黒「…はい、好きですよ｡

いますぐ抱きしめて好きだって言いたいくらい
今にも好きが溢れそうなくらい

好きですよ。

でも僕は赤司くんを応援します。

赤司くんは恩人だから…

いいんです」

桃「そっか…。
じゃあ少しでも辛いの忘れられるように



私と付き合うとかどお？？？」
　


黒「ごめんなさい、」

桃「じょーだんだってば〜…(ﾆｺ」

黒「わかってますよ」



冗談ってことが嘘だってことぐらい
わかっています

僕はけっきょく人を傷つけることしかできない…


命の恩人、か。

助けてもらわなければ死んでいた


助けてもらって今生きている

けどずっと好きだった人には近づけない

どっちが幸せだったんでしょうか




今は



死んでればよかった


って思ってしまう。



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