脇役少女と自称ヒロイン【歌い手】

33話 ページ36

｢はぁ……はぁっ……逃げきれた……？｣



私達は急いで空き教室に逃げ込んだ。



『みたいね……はぁっ……恐るべし、春宮彩愛。』



確かに……恐るべし、春宮彩愛。(便乗)



『明日のカラオケ、彩愛もいたら怖いわ……まぁ、いないからいいけど』



｢今思ったんだけど、クソイン、カラオケ行ったらかわいい系的な歌を歌ってそう。｣



『確かに……あいつさ、顔だけは良いからね。』

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彩愛said



Aちゃんはやっぱり嘘をついた。



雪菜ちゃんも一緒に行くよね？



というよりも、空音が行くのが許せないんだけど。



おかしいじゃない？私が行かないであんな大食いが行くなんて。



あっ、そうだ。萌音と結萌と一緒に駅前広場に行けばいいんだ！



彩愛萌音、結萌。今週末暇?



萌音暇ですよー!



結萌なんで……?



彩愛今週末、Aちゃんと雪菜ちゃん達が彼方達とカラオケ行くらしいの。だから私も行きたいんだけど、1人じゃおかしいから、2人と一緒に行こうと思って



萌音なるほどー!もちろん行きますよ!



結萌私も行く。



2人も来てくれるみたい。



やったぁ！空音にいじわるしてあげよ！

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